こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
株式やETFに投資するときに、配当や分配金を目当てに投資する人もいるのではないでしょうか。確かに配当は定期的にリターンがもらえるので気分的にもうれしいですね。
2022年8月現在、国内株式では配当利回りが10%をを超えるような銘柄も存在します。
ただし、このような銘柄にすぐに飛びつくのは待ってください。配当を期待して投資をするのであれば、少なくとも3つのポイントを確認しておきましょう。
- 減配しないかどうか
- 株価が下落しないか
- 配当性向が高すぎないか
2022年8月時点で配当利回り10%を超えている商船三井(9104)。投資できるか検討してみた結果はこちら。

高配当株はいつ買うべきか?
配当を狙った株式の投資は実は少し難しい部分もあります。注意すべき点もあるので、順番に説明していきます。
- 権利落ち日前後の売買には注意
- 株価が下落したタイミングは配当利回りが上がるチャンス
権利落ち日前後の売買は注意
権利落ちというのは配当がもらえる権利がなくなるタイミングのことです。例えば2022年9月でいえば以下の日程でしたので、28日の権利付き最終日までに株を購入しておけば配当をもらうことができます。
9/28(水) | 9/29(木) | 9/30(金) |
---|---|---|
権利付き最終日 | 権利落ち日 | 権利確定日 |
ここまでに約定しておく | 受渡日 |
権利確定日に株主になっておく必要があるので、権利付き最終日までに約定しておく必要があるということです。
一概には言えませんが、権利付き最終日を超えると、配当の権利がなくなるので配当利回り(%)程度下落することがあります。以下のチャートは日本郵船(9101)の2022年9月28日と29日の間のチャートです。
このタイミングで約13%下落しています。これはほぼ配当利回りと同じくらいの割合が下落したことになります。何も知らずに購入しようとすればかなり危険です。

株価が下落すれば配当利回りは上昇する
配当利回りと配当性向の詳細はこちらで説明していますので確認してください。

簡単に言えば、配当利回りは「1株当たりの配当金÷株価」なので、以下のようになります。
配当金100円 株価2500円 ⇒ 配当利回り4%
配当金100円 株価2000円 ⇒ 配当利回り5%
当然ですが、配当利回りは自分が購入した時の価格になるので、最新の株価での配当利回りが低くても問題ありません。自分が考えている配当利回りまで株価が下落したら購入するというのも1つの方法です。
高配当株(銘柄)を探し方 高配当株の始め方
高配当銘柄を探すときには、以下の3点は確認してください。
- 減配の可能性があるか
- 業績(株価)を維持できるか
- 配当性向が高すぎないか
基本的な考え方として、高配当銘柄を保有するのであれば、保有している期間高配当を維持してもらわないと困ります。そこでチェックするのがこの3点です。
簡単にどこをチェックすればよいかもまじえながら解説していきます。

減配の可能性があるか
もちろんどの企業でもゼロではありませんが、連続増配期間が長い企業は減配の可能性はかなり低いといえますね。
連続増配期間は会社四季報などで調べるのが良いですが、ネットで「連続増配銘柄」といったキーワードで検索すれば簡単に調べることができます。細かい数字が知りたいわけではありませんので、仮に少々データが違っていたとしてもこれだけで判断するわけではないので構いません。
逆に、今は業績がよくて配当が高くても、業績に応じて配当が変化するタイプの企業では高配当銘柄として保有しにくくなります。
ちなみに、冒頭で紹介した商船三井(9104)は、現在の配当利回りは10%を超えていますが、正式に公表している2022年の経営計画の利益と配当性向では、数年のうちに2%程度まで配当利回りは落ちていく想定です。
業績(株価)を維持できるか
これをチェックするのが一番難しいところですが、業績が落ち込み続けて株価も下落するというのは避けたいところです。少なくとも配当利回りでカバーできる範囲の落ち込みでないと、高配当銘柄に投資している意味がありません。
できれば、業績が拡大して株価も上昇、そうでなくてもボックス圏内を動き続ける(株価を維持する)ことができれば配当を狙う意味が出てきます。
では、業績はどこを確認すればよいのか?
バフェットコードという無料サイトを利用した分析をこちらの記事で解説しています。
3分でできる簡単なチェックですが十分意味のあるものです。

配当性向が高すぎないか
配当性向というのは、当期純利益に対して配当金をどの程度出しているかの割合ですが、これが高すぎると業績が厳しい状況で苦しくなります。
連続増配しているので、それは続けたい。でも増配するための源泉(純利益)が少ないとなるからです。
成長段階の企業では配当を少なくして企業の成長にお金を使い、成熟した企業では株主に還元していく量を多くするのは一般的なことですので、配当性向に正解はありません。
まとめ:配当利回りだけでなく、配当金も株価も下がらない銘柄を探す
ここまで読んでいただきありがとうございました。
私も高配当銘柄を探しますが、見つけるのはそんなに簡単なことではありません。これからもいい銘柄がないか探していきます。よさそうなものがあれば、このブログでも紹介していきたいと思います。
ありがとうございました。
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