【銘柄分析】商船三井(9104)もう手は出せない。2023年には高配当ではなくなる。

この記事は2023年3月期第1四半期決算短信までの情報をもとに作成しています。
この記事は投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。
また、結果を保証するものでもありません。

目次

結論

結論としては、これからであれば投資しないほうがよいと判断しました。

この銘柄は現在配当利回りが良かったので検討しましたが、ポイントはこの2つでした。

ポイント
  • 減配する可能性があるのか
  • 株価を維持できるか(業績を維持できるかに近い)

この2点に関しても、

  • 今後すぐに減配される。(高配当銘柄ではなくなる)
  • 中期的には業績が下がり過去の水準となる。

このようになると予想しています。

高配当を狙った投資で最悪なのは、「減配されて高配当ではなくなる」「株価が下がって売れなくなる」この2点が重なることですが、2023年か2024年にはこのようになりそうだと考えています。

下に調べた内容を載せているので興味があれば見てください。こちらに関しては財務諸表を数期分じっくり読んだわけではなく、ざっと業績と中期経営計画を見た内容です。ぱっと見で高配当は続かないと感じたので調査を終了しています。

よって、冒頭に書いた通り、「投資しない」という判断にしました。

高配当株をいつ買うかという点についてはこちらの記事で解説しています。

ちなみに、この記事は普段の銘柄分析と違う構成になっています。
調べているうちに投資しないほういいなと感じたので作ってない部分が多いです。。
普段はこんな感じで作っています。

企業概要・ビジネスモデル

企業概要

【決算】3月
【設立】1884.5
【上場】1949.7
【特色】海運大手。鉄鉱石船、タンカー、LNG船中心に不定期船に強い。コンテナ船は18年4月事業統合
【連結事業】ドライバルク28(12)、エネルギー・海洋23(7)、コンテナ船22(236)、自動車船・フェリー・内航RORO船19(4)、関連事業他8(8) <22・3>
【従業員】<22.3>連8,547名 単1,098名(38.5歳)[年]‥万円
【連結】商船三井ロジスティクス
【外国人持株】 -4.4pt(-7.5pt) 前年 27.6%(2年前 30.7%)
【会社業績修正】 上方7 下方0 経常益÷期初会社予想 1.7倍

セグメントとしては以下の5つに分かれます。

セグメント
  • ドライバルク事業
  • エネルギー・海洋事業
  • コンテナ船事業
  • 自動車船・フェリー・内航RORO船事業
  • 関連事業(不動産事業、客船事業、曳船業、商社事業等)

セグメントごとの売上と利益は下を参考にしてください。

ローリングプラン2022という中期経営計画のような資料では、今後の売り上げ見通しはこのようになっています。

ローリングプラン2022より抜粋
ローリングプラン2022より抜粋

細かいことを省くと、2022年以降大きく利益が下がる見通しです。
このローリングプラン2022の中で、2022年は配当性向25%とするそうです。

配当性向が25%と仮定して、2023年の当期純利益を1,000憶円とします。
発行済み株式数が約3億6千万株ですので、配当性向25%であれば、、
1,000(純利益)×0.25(配当性向)÷ 3.6(億株) ≒ 70円(1株当たり) くらいになる予想です。
現在の株価を3500円とすると、配当利回りは
70 ÷ 3,500 = 0.02 = 2% となるので、配当利回りが高いわけではなくなります。

財務分析

画像はバフェット・コードの情報を使用しています。
https://www.buffett-code.com/company/9104/financial

バフェットコードより9104で検索

純利益が伸びているのはコロナウイルスの影響ですね。今後これが続くわけではないので注目です。
というより、ほとんど知りませんでしたが過去が厳しいですね。

各表が小さくなっていますが、左のセグメントごとの売上も特別過去より多いというわけではありません。その代わり特筆すべきが真ん中のセグメント利益です。22.3期の利益のうち、製品輸送(コンテナ船)が約90%を占めており、売上の変動から考えればこれは異常です。

今後これが継続して続くかといえば、続かない可能性のほうが高いといえます。

配当が大きいのは利益が大きいときだけなので、今後減配の可能性大です。
配当性向は25%程度にするようですが、業績もかなり落ちる予想です。(上参照)
配当状況を今回初めて確認しましたが、これだと購入する理由がなくなりそうです。

営業CFが大きくプラスの時はフリーキャッシュフロー(FCF)もプラスになっていますが、全体的にFCFが低いのはマイナスポイントです。

直近2期の伸びは素晴らしいですが、今後継続できるかが課題になります。

18.3期から19.3にかけて2,000人程度減っています。もしかすると規模を縮小しようとしていたタイミングでのコロナだったのかもしれません。

【その他】

21年3月決算数値では ROIC < WACC 、 EVA < 0 であり、投資はできないという判断です。
※23年3月決算は数字はこれより良くなりますが、21.3期は過去よりいい数字でこれなので厳しそうです。

有利子負債 999,274,000,000 (45.9%)
株主資本合計 1,177,474,000,000 (54.1%)
投下資本 = 有利子負債+株主資本合計=2,176,748,000,000

営業利益 55,005,000,000
実行税率 2.6%
NOPAT = 営業利益 × (1-実行税率/100) = 53,574,870,000

ROIC = NOPAT / 投下資本 ≒ 14.90%

借りたお金の金利 3%とする。
借りた資金の資本コスト = 金利 × (1-実効税率)≒ 2.322%
Rf(10年物国債利回り)= 0.2% とする。
Rm(市場の長期平均リターン)= 7.3% とする。
マーケットリスクプレミアム(RmーRf)≒7.1%
β=1.34とする。(バフェット・コードの値を採用)
CAPM = Rf + β(RmーRf)=9.714
WACC =(2.322*0.347)+(14.4*0.)≒ 6.6
ROIC = NOPAT / 投下資本 = 2.46%
EVA = NOPAT ー 投下資本 × WACC ≒ -90,003,740,640

まとめ:これから投資するには出遅れ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

結論としては、これから投資するには遅すぎました。。

1年早く投資できていたらよい銘柄だったと思います。(手放すタイミングが難しい銘柄ではありますが)

ありがとうございました。

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