こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
時々、S&P500のPERやEPSを確認したくなる時があります。個別銘柄であれば簡単に調べられるのですが、S&P500全体となる場合、簡単に見つからなかった過去の経験があります。
この記事では簡単に確認できるサイトをいくつか紹介するのでS&P500のPERやEPSなどを知りたいときがあれば使ってみて下さい。
- S&P500のPERやEPSの調べ方がわかる
- なぜS&P500のPERやEPSを調べるのかがわかる
PERやEPSとは何かを簡単に説明
S&P500のPERが見れるサイトを紹介する前に、そもそもPERやEPSが何なのかを簡単に説明しておきます。
PER(Price Earnings Ratio)は株価収益率と呼ばれるもので、簡単に言えばその株がどれだけ人気があるのかを示す指標です。PERが高ければ人気が出るのでたくさんの人が買っていることになり、購入価格として割高になっています。
EPS(Earnings Per Share)は1株当たりの当期純利益です。1株当たりの収益性がわかります。もちろん大きい値のほうがよい指標です。
PERは以下の式で算出できます。つまり、「PER」「株価」「EPS」のうち、2つがわかればもう1つも導出可能です。
PER = 株価 ÷ EPS(1株あたりの純利益)
PERについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
S&P500のPER推移チャートなどが見れるサイト
簡単なチャートをみるなら「multpl」
このサイトは多くの記事で紹介されています。S&P500のPERやEPSが個別に見れて便利です。また、年次や月次のデータを表形式でも確認できるので実際の数字が知りたい人にも便利です。
PERサイトURL:https://www.multpl.com/s-p-500-pe-ratio
EPSサイトURL:https://www.multpl.com/s-p-500-earnings

実際のチャートはこんな感じです。一番右側にある数値(上だと19.68)が最新数値となっています。少し下にいくと以下のような部分があり、チャート(Chart)とテーブル(Table)を選択できます。テーブルは年ごと(ByYear)と月ごと(ByMonth)を選択できます。
もう1つ赤枠をつけている「S&P 500 Earnings」を選択すればEPSのページへ移動できます。見た目は同じです。


S&P500のチャートとEPSを一緒に見たいなら「macrotrends」
個人的にはこちらのチャートのほうが見やすいと思います。EPSならS&P500のチャートと一緒に表示されています。PERは単独しかなさそうでしたが、他にもいろんなチャートがあるので探すとよいものが見つかるかもしれません。
PERサイトURL:https://www.macrotrends.net/2577/sp-500-pe-ratio-price-to-earnings-chart
EPSサイトURL:https://www.macrotrends.net/1324/s-p-500-earnings-history

個人的には下のスライダーで期間を調整できるのと、リセッション期間が灰色の網掛けになっているのがポイント高いです。(FREDみたいな感じです)
もっと簡単に数字だけ比較するなら「WSJ(ウォールストリートジャーナル)」
簡単に数字だけ確認するならウォールストリートジャーナルのサイトがわかりやすいです。S&P500だけでなく、ダウ平均やNASDAQ100などもまとめてチェックできます。
PERのサイトURL:https://www.wsj.com/market-data/stocks/peyields

セクターETFなら運用会社サイトでも確認可能「バンガード社」
バンガード社のETFならS&P500だけでなく、セクターETFのPERなどを確認できます。米国ETFでいうとVから始まるETFのイメージです。人気どころだと「VGT」(情報技術セクターETF)や「VHT」(ヘルスケアセクターETF)など。S&P500のETFなら「VOO」を調べてみて下さい。
「そもそもセクターってなに?」「セクターETFに何があるかわからない」という人はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。

検索するときには画面右上の「検索」からティッカーを入力して探します。

実際に調べたいETFがでたら「ポートフォリオ構成(通常だとPortfolio composition)タブを選びます。画面を該当の箇所まで下にスクロールしてもOKです。

下の画像がポートフォリオ構成箇所の日本語翻訳と英語版ですが、内容は同じです。


なぜS&P500のPERを調べるのか
個別株であればPERで割安かどうかを判断して買い時を決めるのはありだと思いますが、S&P500のETF(VOO)や投資信託の投資をしている人がS&P500のPERで買い時を判断することはほとんどないと思います。
基本的にこのようなETFや投資信託はドル・コスト平均法のような積立投資が基本戦略なのでPERで買い時のタイミングを見極める必要もありません。
では、なぜS&P500のPERやEPSをチェックするのかというと、今後の株式市場全体の予測をしたいからです。S&P500は米国株式の時価総額80%以上をカバーしていると言われています。米国株式全体のチェックをしたいときには市場全体の動きに連動する指数で確認したほうが確立も高くなります。
S&P500のPERやEPSを利用するときに注意したいのは、時価総額の80%をカバーしていると言っても対象は500社であることと、時価総額加重平均型なので時価総額が大きい銘柄に影響されやすいことです。その点は理解して利用してください。
まとめ:S&P500のPERやEPSで2023年の予測をしよう
ここまで読んでいただきありがとうございました。
個別株もETFも含め、投資派ある意味では未来予想に投資しているようなものです。できるだけ確率の高い予測をするために、いろんな角度から分析をして予測していくようにしましょう。
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