こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
NISAが新しく生まれ変わり、2024年から投資を始めてみようという方もいるのではないでしょうか。NISAで投資できる商品の中で人気がある投資信託は日本国内であれば日経平均(日経225)やTOPIX(東証株価指数)、海外であればオルカン、S&P500などをインデックスとする銘柄が人気です。
これらの同じインデックスを対象としている商品が複数あるのに基準価額が違うのはなぜなのか疑問に思いませんか?この記事では投資信託の基準価額に関する基本知識を解説します。
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投資信託商品の運用開始時点は1万円から始まる
同じインデックスで投資信託の基準価額が違う最大の理由は運用開始日(設定日)が異なるからです。投資信託商品は運用開始時点で1万口当たり1万円から始まります。そのため、基準価額が順調に上昇している場合は、運用開始日が古いほど基準価額は高くなります。ただし、信託報酬手数料率などが同じであれば、それ以降の値動きは原則同じになります。
下の2つのチャートは直近3カ月の基準価額推移です。左はOne-たわらノーロードS&P500で、右は三菱UFJ投信のeMAXIS Slim(S&P500)です。ほぼ同じ動きをしていますが、基準価額はたわらが11,500~13,000付近を動いているのに対して、eMAXISSlimは22,000~24,500あたりを動いていることがわかります。


同じインデックスであれば、どれを選んでも大差なし
つまり、同じインデックスである場合、購入時点の基準価額は違いますがそれ以降は同じような動きをするのでどれを選んでもほとんど変わりません。
厳密にいうと、信託報酬手数料率などが違うと基準価額の動きも変わってきますが、信託報酬に違いがでると信託報酬の低いほうに人気が集まってしまうため、結局は競争原理が働いて同じような手数料率に落ち着くことが多いです。
また、純資産総額はできれば大きいものを選んだほうがよいですが、人気のインデックスであれば、こちらもあまり気にする必要はないと思います。
投資信託の銘柄は信託報酬手数料率が低いものを選ぶのが基本
投資信託を選ぶときには、信託報酬手数料率が低いものを選ぶのがよいと言われます。その理由は信託報酬手数料率が低いほうが基準価額が上がりやすい(下がりにくい)からです。
基準価額は純資産総額を口数で割ることで求められます。分配金や運用経費の分だけ純資産が減少しますので、この減少分が少ないほうが基準価額は大きくなります。毎月分配の投資信託はあまりよくないと言われる理由もこれです。

値上がりが大きい投資信託は他にもあるが…
信託報酬手数料率が低い投資信託銘柄は投資しやすい銘柄であることが多いですが、利益が最大になる商品というわけではないことは理解しておいたほうがよいでしょう。
開始時点が1万円ということは、基準価額が大きい銘柄は開始時点からの値上がりが大きい銘柄といえます。例えば基準価額が5万円を超えるような銘柄も存在しますが、これらは信託報酬手数料率が高めのファンドも多く、値上がりしやすい=値下がりしやすい可能性もあります。
また、新NISAでは投資できない銘柄もあるため、投資するにしてもメイン投資とするよりも、分散投資先の一つとして考えたほうがよいでしょう。
投資信託よりも低リスクでおすすめの投資商品
投資信託は低リスク商品と言われていますが、米国や日本の経済全体が落ち込むときは高確率で下落します。投資信託1本で投資するよりも他の投資商品にも分散しておくと安定性が高くなります。
私は不動産投資型クラウドファンディングをよく利用しています。投資先のファンドによりますが、運用期間が1年程度、年利5~8%ほどの債券と似た運用方法で、投資信託よりも低リスクの投資ができます。これから人気がでてくる投資商品なので、人気が出る前に下の記事を読んでほしいです。
