米国ガソリン価格下落。CPIも伸び鈍り、インフレ率はピークアウト

こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。

米国のガソリン価格が低下しています。全米自動車協会(AAA)によると、11日の全米平均は1ガロン(3.8リットル)あたり3.99ドル(約530円)となりました。

目次

ガソリン価格が下落

ガソリン価格は原油価格と影響が深いですが、6月中旬以降はWTI原油価格(オレンジ線)、ブレント原油価格(青線)ともに先物価格が下落してます。

原油価格チャート

ちなみに世界の原油指標は主にWTI原油、北海ブレント原油、ドバイ原油の3種類です。

地域主な指標
北米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油
欧州北海ブレント原油
アジアドバイ原油、オマーン原油
原油指標

米消費者物価指数(CPI)も下落

8月10日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)では前年同月比の上昇率が8.5%と3カ月ぶりに伸びが鈍りました。こちらに関してはある程度想定通りだと考えています。

今までエネルギーや生鮮食品などを除いたコアCPIはコアPCEは下落基調でした。それではCPIがなぜ想定外に伸びていたかというとエネルギー価格の高騰が要因の1つです。

上の図を見てわかる通り、6月上旬に原油価格がかなり高い水準になっており、そこから下落が続いています。先月のCPIはタイミングがある意味悪かったため、8月のCPIでは原油価格の下落が結果に反映されたと考えてよいと思います。

雇用は強く見える 今後はどうなる?

7月の雇用統計に関して、非農業部門の就業者数は市場予想を上回る52万8000人増で、失業率も3.5%に低下しました。平均時給は前月比0.5%増となっています。

CPIを含め消費には減速感が見えているにもかかわらず、雇用は想定外に強い動きをしています。単純にこれだけでインフレが続くということは考えにくいですが、少し気になる動きです。

9月のFOMCでは0.5ポイント上昇に上昇幅が小さくなると予想していますが、状況によっては再度0.75%上昇もあるかもしれません。

インフレ上昇率の鈍化が明確になってきつつも雇用は弱くないという大きな景気後退にならずに軟着陸できるかもしれないという米国市場にとても投資しやすい状況になっていますので、米国市場への投資も考えてよいかもしれません。

VIX指数(恐怖指数)なども下落しており、少し楽観的な雰囲気が出ています。
個人的には大きく勝負するには少し怖い相場に感じます。。

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この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

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