iFreeNEXT Fang+インデックスは、米国の中でも有名なIT企業を対象にしたインデックスで、S&P500の代替になれる投資信託と言えるかもしれません。具体的にはフェイスブック(現メタ)、アマゾン、ネットフリックス、グーグルの頭文字をとって「FANG」の名前になっています。この4社にアップルやエヌビディア、マイクロソフトなどの6社を加えた10銘柄で構成されています。
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iFreeNEXT Fang+インデックスの基本情報
ファンド名 | 大和-iFreeNEXT FANG+インデックス |
---|---|
NISA対象 | 成長投資枠、つみたて投資枠 両方可能 |
基準価額 | 49,836円 |
純資産 | 99,900百万円 |
信託報酬 | 0.7755% |
信託財産留保額 | なし |
分配金 | なし |
1年間のトータルリターン | 101.40% |
iFreeNEXT Fang+インデックスに投資できる投資信託としては、大和アセトマネジメントから委託会社となっている、大和-iFreeNEXT FANG+インデックスがあります。
この投資信託はNISAのつみたて投資枠(旧つみたてNISA)で投資できる投資信託としては直近1年間でもっともリターンが大きい(約2倍)投資信託でした。
資産残高が急激に増えてきています。2024年2月14日時点の純資産は約1000億円で、2022年1月からは約5倍、2024年に入ってからも約2倍に増えています。人気に火がついていることがわかる結果です。(ちなみにeMaxis Slim米国株式(S&P500)の純資産は約3兆6000億円)
iFreeNEXT Fang+インデックスの構成銘柄
上で紹介した銘柄以外にも以下のような銘柄で構成されています。構成比はタイミングによってことなりますが、おおよそ均等割合で保有していると考えてよいでしょう。
ティッカー | 銘柄 | 業種 |
---|---|---|
META | メタ(フェイスブック) | コミュニケーションサービス |
GOOGL | アルファベット(グーグル) | コミュニケーションサービス |
TSLA | テスラ | 一般消費財・サービス |
NVDA | エヌビディア | 情報技術 |
AVGO | ブロードコム | 情報技術 |
AMZN | アマゾン | 一般消費財・サービス |
NFLX | ネットフリックス | コミュニケーションサービス |
SNOW | スノーフレイク | 情報技術 |
MSFT | マイクロソフト | 情報技術 |
AAPL | アップル | 情報技術 |
iFreeNEXT Fang+インデックスの今後はどうなる?
2023年は米国の、特にIT関連大企業に追い風が吹いた年になり、「マグニフィセント7(MAG7)」という言葉が生まれるほど上位銘柄が米国経済を引っ張りました。
下のチャートはiFreeNEXT Fang+の対象インデックスであるNYSE FANG(ローソク足:右ラベル)とS&P500(ライン:左ラベル)の動きを示しています。下は相関係数で1に近い数値となっているので、2つのチャートがほぼ同じ動きをしていることを示しています。(ただし、騰落率の大きさは違っており、FANGインデックスのほうが上昇率が大きいです)

つまり、S&P500を信じていて、今後さらに上昇するはずと考えているなら「iFreeNEXT Fang」に投資するのも悪くない選択肢といえそうです。実際に2023年の1年間において、この10銘柄はすべての銘柄がS&P500のリターンを上回っています。平均したインデックスが上回るのはありそうですが、すべての銘柄というのがすごいと思います。

ただし、注意すべき点もあります。全体としてはS&P500をと同じような動きをして、かつその騰落率も大きくなっているので、下落相場ではダメージが大きくなります。また、知名度が高い銘柄だけに悪材料がでると急激に売りが先行する銘柄もあります。2022年にはメタ(META)やテスラ(TSLA)は大きく下げました。現在は米国経済がソフトランディングするかもという意見もありますが、2024年に入り、過熱感がでているので少々気になるところです。

まとめ:S&P500の代替にできる投資信託
S&P500よりも尖っていますが、S&P500の投資信託の代替とできる商品といえそうです。信託報酬も小さいので、S&P500よりも高い上昇率を期待するなら選ぶのも面白いかもしれません。
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