こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
高配当の米国ETFは日本でも人気です。SPYDは同じく高配当銘柄として人気のVYMよりも分配利回りが高いので分配金狙いであればおすすめできる銘柄です。SPYDはVYMとは少し特徴が違うので、そのあたりを踏まえて買い時を解説していきます。

マネックス証券であればSPYDの買付手数料が全額キャッシュバックされます。米国ETFを始めるなら一番おすすめできる証券会社です。
SPYDの概要 配当金はいつ、いくらもらえる?
まずはSPYDの基本情報を抑えておきましょう。
基準価額(米ドル) | 41.58 (2023/01/13) |
純資産総額(百万米ドル) | 7,432.92 (2022/12/30) |
分配金回数/年 | 4回 |
分配利回り | 4.77 % |
経費率 | 0.07 % |
設定日 | 2015/10/22 |
騰落率(1年) | -1.17 % |
分配利回りが4.77%とかなり高いです。VYMが2.92%(どちらも2023/1/17時点)なので、2%近くSPYDの分配利回りのほうが高いことがわかります。
分配金関連情報
分配金は年4回受け取ることができます。毎年3月、6月、9月、12月の中旬ごろが権利落ち日となるので、それまでに保有しておくようにしましょう。
分配金履歴【2016~2022年】(クリックすると開きます)
日付(権利落ち日) | 分配金 |
---|---|
2022/12/16 | 0.507258 |
2022/09/16 | 0.418383 |
2022/06/17 | 0.40499 |
2022/03/18 | 0.65271 |
2021/12/17 | 0.127557 |
2021/09/17 | 0.386582 |
2021/06/18 | 0.398912 |
2021/03/19 | 0.636159 |
2020/12/18 | 0.606617 |
2020/09/18 | 0.263572 |
2020/06/19 | 0.365715 |
2020/03/20 | 0.396187 |
2019/12/20 | 0.49717 |
2019/09/20 | 0.447676 |
2019/06/21 | 0.461955 |
2019/03/15 | 0.339422 |
2018/12/21 | 0.44335 |
2018/09/21 | 0.45071 |
2018/06/15 | 0.376101 |
2018/03/16 | 0.348771 |
2017/12/15 | 0.398982 |
2017/09/15 | 0.362827 |
2017/06/16 | 0.342752 |
2017/03/17 | 0.31759 |
2016/12/16 | 0.584971 |
2016/09/16 | 0.326104 |
2016/06/17 | 0.325596 |
2016/03/18 | 0.277192 |
年度別の分配金は以下のようになっています。
年度 | 分配金(ドル) |
---|---|
2022年 | 1.983341 |
2021年 | 1.54921 |
2020年 | 1.632091 |
2019年 | 1.746223 |
2018年 | 1.618932 |
2017年 | 1.422151 |
2016年 | 1.513863 |
SPYDの構成銘柄と構成セクター
SPYDの上位構成銘柄は以下の通りです。全体で約80銘柄なので構成銘柄数としては多くありません。
ティッカー | 銘柄 | ウェイト |
---|---|---|
GILD | ギリアド・サイエンシズ | 1.73% |
PFG | プリンシパル・ファイナンシャル・グループ | 1.71% |
CAH | カーディナル・ヘルス | 1.65% |
VLO | バレロ・エナジー | 1.60% |
XOM | エクソン・モービル | 1.59% |
DRI | ダーデン・レストランツ | 1.51% |
CVX | シェブロン | 1.50% |
OKE | ワンオーク | 1.49% |
IPG | インターパブリック・グループ・オブ・カンパニーズ | 1.49% |
OMC | オムニコム・グループ | 1.49% |
セクター構成は以下の通りです。
セクター名称 | 組入比率 |
---|---|
金融 | 21.91% |
公共事業 | 14.88% |
不動産 | 13.42% |
エネルギー | 10.24% |
生活秘術品 | 7.84% |
ヘルスケア | 7.37% |
通信サービス | 6.41% |
素材 | 6.30% |
一般消費財 | 5.75% |
情報通信 | 4.71% |
資本財・サービス | 1.18% |
SPYDの買い時はいつ?下落時を狙ってスポット購入したい
SPYDはVYMと比較すると、分配利回りが大きいかわりに値動き激しい特徴があります。株価が下落しているタイミングでは分配利回りがあがるので、どちらかというと積立投資よりも下落時にスポットで購入したいETFです。
SPYDの過去チャート
20年のコロナショックではSPYDは大きく下落しました。下のチャートではその後VYMよりも上に動いていませんが、期間を変えれば、短期的にSPYDのほうがリターンが上回ることも多いです。


SPYDは2022年末から株価が上がっていますが、2023年に米国株式市場は全体的に下落すると予想しています。22年10月に記録した35ドル近くまで下落すれば配当利回りが5.5%を上回ります。39ドルで約5%となるので、それ以下に株価が下落したらスポット購入を考えてもよさそうです。


SPYDとVYMの増配率を比較
VYMとの増配率を比較します。過去5年の平均では平均増配率は約5%となりました。ただし、この結果はたまたまで、SPYDは増配率もかなりの差があります。この結果からも積立投資ならVYM、スポット購入ならSPYDのほうが適しているかなと感じます。
年度 | 分配金(SPYD) | 増配率(SPYD) | 分配金(VYM) | 増配率(VYM) |
---|---|---|---|---|
5年平均 | ー | 5.2% | ー | 5.2% |
2022 | 1.98 | 28.0% | 3.25 | 4.8% |
2021 | 1.55 | ▲5.1% | 3.1 | 6.5% |
2020 | 1.63 | ▲6.5% | 2.91 | 2.5% |
2019 | 1.75 | 7.9% | 2.84 | 7.2% |
2018 | 1.62 | ー | 2.65 | ー |
SPYDの注意点 外国税額控除は欠かせない
SPYDだけでなく、米国株の配当は二重課税となります。これに対応するには確定申告で外国税額控除の申請をしなくてはいけません。外国税額控除は初めてだとかなり面倒ですが、一度やり方を覚えれば慣れるので頑張って覚えると投資の幅が広がります。
参考:国税庁「No.1240 居住者に係る外国税額控除」
SPYDはスポット購入で買い増していきたい
ここまで読んでいただきありがとうございました。
SPYDとVYMはどちらも高配当銘柄ですが、特徴が少し違います。VYMはスポット購入に適しているので、2023年は狙っていきたい高配当ETFの1つになりそうです。
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