投資を始めるならNISAとiDeCoどっちからがよい?2つの違いから考える

NISAとiDeCoは何が違うの?
どちらから開始すればいいの?

こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。

この記事ではNISAとiDeCoの違いから、投資を始めるのはどちらからが良いかを検討します。

この記事でわかること
  • NISAとiDeCoの違い
  • どちらから始めたほうがよいか、タイプ別での判断
目次

NISAとiDeCoの違い

NISAとiDeCoはどちらも運用益が非課税になる共通点もありますので、両者の特徴を知りうまく利用しましょう。
NISAは投資に対する優遇の意味合いが強い制度で、iDeCoは確定拠出年金といわれるように、NISAよりも年金的な意味合いが強い制度です。

NISAの概要

つみたてNISAイメージイラスト


2022年4月現在、NISAの種類として「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の3種類があります。

一般NISAは2024年から制度が変わります。
ジュニアNISAは2023年に廃止されます。

通常、株式や投資信託などの運用益は20.315%(所得税:15%、住民税:5%、復興特別所得税:0.315%)の税金がかかります。
この税金が非課税になるというのがNISAの制度です。

一般NISAとつみたてNISAは、非課税期間などが異なります。
一般NISAよりもつみたてNISAのほうが長期的な投資に向いています。

いずれか一方を選ぶことになり、複数の金融機関で口座を作成することもできません。
つまり、あなた自身で1つの口座しか作れないということです。

3つの種類の概要を比較すると下の表のようになります。
対象商品はNISA口座を開設する金融機関で異なる場合があるので、口座開設時に検討してください。
一番の違いは非課税期間と1年間で利用できる最大金額ですのでここは意識してください。

スクロールできます
種類一般NISAつみたてNISAジュニアNISA
利用できる人日本在住で20歳以上の方日本在住で20歳以上の方日本在住で0~19歳の方
非課税期間5年間20年間5年間
1年間の最大金額120万円40万円80万円
非課税対象分配金、値上がり益分配金、値上がり益分配金、値上がり益
対象商品国内株式、投資信託、外国株式国が定める投資信託国内株式、投資信託、外国株式
引き出しいつでも可いつでも可原則18歳まで引き出し不可
※対象商品は金融機関により異なる場合があります

NISAについてはこちらの記事でも紹介しています。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoイメージイラスト

iDeCoは、自分で設定した(拠出した)掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。

iDeCoはあなたが会社員なのか専業主婦なのか、などによっても中身が変わってくるので少し難しい制度です。
この記事では概要を記載しますが、詳細は公式サイトで確認していただくのが良いです。
下記のボタンから別タブで公式サイトへ移動可能です。

iDeCoの特徴は以下の3つです。

iDeCoの特徴
  • 掛金が全額所得控除される
  • 運用益が非課税になる
  • 原則60歳まで引き出しできない

iDeCoの最もお得な部分は掛金が所得控除されることです。

拠出できる金額は加入区分によって異なりますが、仮に毎月の掛金が1万円の場合、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円、税金が軽減されます。

プラスアルファとして運用益も税額控除されますが、運用益が出ていないとしても十分なメリットがあります。特に個人事業主の方(国民年金第1号被保険者)には大きなメリットとなります。

iDeCoは年金か一時金で、受取方法を選択することができ、受取時も大きな控除制度があります。

iDeCoの注意点として原則60歳まで引き出しができません。
年金制度なので当然かもしれませんが、簡単に引き出せないのが良い点でもあり、悪い点にもなります。

iDeCoの商品は用意されているもの選択することになるのですが、金融機関によって投資できる商品がかなり変わってくるところには注意が必要です。金融機関の選び方が重要です。

iDeCoについてはこちらの記事でも紹介しています。

こちらからSBI証券でiDeCo口座を開設できます

\ 申し込みはこちらから /

NISAとiDeCoどちらから始めるべきか

もちろん、どちらも実施するほうがお得です。
どちらか一方だけを選ぶなら、あなたがどれだけ投資に時間をかけることができるかで決めてもよいでしょう。

投資に時間をさけるならNISA

あなたが時間をかけて投資を学びたいということであればNISAから始めることをおすすめします。

メリットデメリット
投資する商品や銘柄を選ぶことができ、値上がり益がかなり大きくできる可能性がある
NISAのほうが投資の勉強になる
投資金額に対しての節税メリットはない
元本割れしても損益通算できない
手間をかけたくないならiDeCo

あなたが投資に手間をかけたくないのであればiDeCoをおすすめします。

メリットデメリット
掛金に対して、全額所得控除になるため運用益が出なくても節税メリットが大きい
選択肢が少ないため、考えることがあまりない
金融機関によっては、取扱商品が少ないため、大きな運用益は狙いにくい
iDeCoの制度自体が複雑で、転職や退職、受取などでも調べることは多い
60歳まで引き出しできない

まとめ:どちらの制度のメリットも理解した上で利用する

ここまで読んでいただきありがとうございます。

NISAもiDeCoも投資をするのには非常に有利な制度ですので、使わないともったいないです。
これから開始するのでも十分間に合いますので、検討してみてはいかがでしょうか。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

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