
不動産クラウドファンディングのTECROWD(テクラウド)を紹介します。
現在まで元本毀損がなく、新興国にも投資ができる珍しいクラウドファンディングです。イタリアの国際的格付機関であるMFR Rating Committeeで「A-High」という高い格付けを取得しています(アジアでは珍しい)
こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
2022年は米国の政策金利が引き上げられ株式が不調です。2023年もこの流れは続くと考えられます。私も株式以外の投資先を探していますが、不動産投資型のクラウドファンディングの将来性にはかなり期待しています。
この記事では不動産投資型のクラウドファンディング業者である「TECROWD(テクラウド)」を紹介します。TECROWDは海外の不動産にも投資できる珍しいクラウドファンディングです。
海外不動産は10%程度の想定利回りなので、一般的な不動産クラウドファンディングよりもリターンが大きいです。その一方で過去に元本毀損がなくリスクは比較的小さな投資といえます。
リターンが大きいのにリスクが小さくなる仕組みについてもこの記事で説明していきます。


募集を開始すると、すぐに募集完了してしまうので、投資家登録をしておいてすぐに申し込みできる準備しておくのがおすすめです。
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こちらの記事で不動産クラウドファンディング事業者をまとめています。


現物 不動産投資 | REIT | 不動産投資型 クラウドファンディング | |
---|---|---|---|
投資額 | 数百万円~ | 数万円~ | 1万円~ |
物件の所有 | あり | なし | なし |
期間 | 比較的長期 | 比較的短期 | 比較的短期 (特定期間) |
流動性 | 低いが可能 | 高い | 原則譲渡できない |
投資物件の選択 | 可能 | 不可 | 可能 |
手間 | かかる | なし | なし |
TECROWD(テクラウド) 運営会社概要


TECROWD(テクラウド)は高い利回り(7〜11%)で社会貢献度の高い不動産投資や新興国への不動産投資ができるクラウドファンディングです。TECROWD(テクラウド)で可能な新興国への不動産投資は、現在のところ「モンゴル」と「カザフスタン」です。
TECROWD(テクラウド)を運営しているのは、「TECRA」という会社です。
国内の開発事業と、海外事業としてそれぞれの国に適した住居やオフィスの開発として、市場調査やコンストラクションマネジメントを行っています。
TECROWDでは、社会貢献度の高い不動産として障がい者を対象とした集合住宅(グループホーム)などを扱っています。
共同生活による社会的自立が期待されるグループホームには、日本全体で高い需要が見込まれています。
TECRAはインベスコアグループに属しています。(中核企業はモンゴル市場上場企業であるInvescore NBFI)
インベスコアグループは、イタリアの国際的格付機関であるMFR Rating Committeeから中央アジア企業としては非常に稀な「A」という高い格付けを取得しています。
会社名 | TECRA株式会社 |
資本金 | 1億5,660万円 |
代表者 | 代表取締役社長 今井 豊和 |
登録免許 | 建設業許可(特-30)第74708号 宅地建物取引業者免許(4)26122号 不動産特定共同事業許可番号 神奈川県知事 第12号 |
所在地 | 〒220-6004 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA4F TEL:045-663-7787 FAX:045-264-9774 |
TECROWD(テクラウド)での海外不動産投資の3つの特徴
TECROWD(テクラウド)の特徴は、国内の不動産と新興国の不動産のどちらも投資対象があることです。
新興国への不動産投資はリスクが高いと考える人も多いかもしれませんが、運営会社で品質管理をきちんと行っており、優先劣後方式もとっているため、一般投資家のリスクは軽減されています。
ここではTECROWDの海外投資の特徴とリスク管理について説明します。
手軽に新興国の不動産に投資ができ、日本の建設会社が品質を管理
TECROWDで海外投資が簡単にできるのは、運営会社であるTECRAがインベスコアグループに属しているためです。
- 新興国ならではの高い利回り(想定利回り10%前後)で一口10万円から投資可能
- 優先劣後構造による一般投資家(優先出資者)のリスク軽減
- 新興国不動産に対して『円建て』にすることで為替リスクを回避
日本の建設会社である運営元のTECRAが工程・品質の管理・監督に責任を持つ不動産を紹介しています。
海外案件も、TECRAはインベスコアグループ(モンゴル市場上場企業)に属しているため、信頼できる不動産を紹介できるという仕組みです。(その為、モンゴルに投資するファンドが多くなっています)
優先劣後構造を採用しており、過去に元本毀損や配当遅延がない
2022年10月現在まで元本毀損や配当遅延がありません。
投資家に不利益が出にくいのは、優先劣後構造を適用していることも関連します。
商品の特性上、劣後出資を採用していないものもあります。
優先劣後構造の出資はこのようなイメージです。一般投資家と運用会社(事業者)のどちらも物件購入のために出資します。


優先劣後構造とは
優先劣後構造をもう少し詳しく説明すると、優先部分を保有する投資家が、劣後部分を保有する投資家より優先して配当を受ける権利を持ちます。また価格の下落などで損失が発生した場合も劣後出資者から損失を負担します。(劣後出資者分の資金からまず補填する)
優先部分は一般の投資家、劣後部分が運営会社の出資分です。
つまりこういうことです。


運営会社が損失を先に負担してくれるような投資は他にないのではないでしょうか。これは一般投資家にとって、大きなメリットです。不動産クラウドファンディングがリスクが低くなる理由ですね。
劣後出資者でもカバーしきれない損失の場合は一般投資家も損失を補填する可能性があります。
100%元本毀損のリスクがないわけではありません。
優先劣後構造の詳細はこちらの記事で解説しています。
TECROWDの劣後出資比率
ファンドによって異なりますが、直近の海外ファンドの劣後出資比率はおよそ20%~40%程度です。
劣後出資比率が20%ということは、一般投資家は20%の下落まで許容できるということなので、かなり大きなメリットです。劣後出資比率が高いほど一般投資家の安全性は高くなります。


高利回り・運用規模は中期・抽選方式は先着順
海外投資ファンドは約10%前後の利回りなので、不動産クラウドファンディングの中ではかなり高利回りです。運用期間は6カ月~12カ月程度が多く中期での投資となります。
抽選方式の先着順は賛否が分かれるところですね。今後人気が高まれば抽選方式もあるのかもしれません。


TECROWD(テクラウド)のデメリット


TECROWD(テクラウド)のへの投資はメリットだけではありません。海外不動産への投資は注意すべき点もあるので理解しておきましょう。
カントリーリスク
カントリーリスクとは、投資対象国や地域の政治や経済、社会情勢などの変化によって証券市場や為替市場に混乱が生じた場合、投資資産(この場合は不動産)の価値が変動するリスクです。
特にTECROWD(テクラウド)の投資先は新興国であるため、比較的カントリーリスクが起きる可能性が高いといえます。
海外不動産投資ゆえに状況が把握しにくい
海外不動産に投資する場合、気軽に見に行くことはできません。
そのため、状況が把握しにくいことはデメリットといえます。
とはいえ、TECRAが属しているインベスコアグループは、国際的格付け機関からの評価も高く安心材料です。
TECROWD(テクラウド)のファンド
TECROWD(テクラウド)のファンドをいくつか紹介します。
海外投資ファンド
TECROWD35号ファンド KHAN VILLA 募集期間(2022/9/12~9/30)


新興国への投資案件です。
直近ではカザフスタンへの不動産投資ファンドも増えてきています。初めて知りましたが、カザフスタンは中央アジアでは最大の経済大国なんだそうです。
海外投資では、おおよそ10%前後の利回りを予定しているファンドが多いです。
募集金額 | 246,000,000円 |
想定利回り | 年利11.00% |
運用期間(予定) | 7カ月 |
配当日(予定) | 2023/5/31 |
最小投資金額 | 100,000円 |
このファンドは劣後出資の割合がかなり高い(一般投資家にとっては安全性が高い)出資比率になっています。


国内投資ファンド
TECROWD21号ファンド障がい者向けグループホーム「AMANEKU加須騎西」


こちらは国内のグループホーム向け投資ファンドです。
TECROWD(テクラウド)が提供する社会貢献度が高い不動産投資です。
国内投資ファンドは運用期間が短いものがあるので、リスクを下げたい人は始めはそういった案件に投資するがよいですね。
募集金額 | 50,700,000円 |
想定利回り | 年利7.00% |
運用期間(予定) | 4カ月 |
配当日(予定) | 2022/6/20 |
最小投資金額 | 100,000円 |
37号ファンドへ申し込んだ結果
事前説明会 2022/11/23
2022/11/22現在、TECROWD(テクラウド)の会員数は6,000人を超え、調達資金は50億円を超えたそうです。


直近のファンドでは、数分で申し込みが完了するほど人気が出ているとのことでした。
今回説明があった37号案件はカザフスタンへの投資案件です。


カザフスタンは活況で、適正価格で住宅を建てれば即座に売れる状態なんだそうです。現在は実需により建物が売れているようで、バブルのような状態ではないとのことでした。
TECROWDではすでに償還済みのファンド7本のうち、1本がカザフスタン案件でした。その時は1カ月前倒し償還を行っており、配当金額は変えなかったので年利が11.9%に上がっての早期償還になりました。(今後早期償還になった場合、配当金額を変えないのか、年利を変えないのかは未定のようです)
申し込み開始約1分で募集完了
申込は先着順で、約1分で申し込みは埋まりました。
今回は申込できたので、今後の状況をチェックしていきたいと思います。



次の38号も瞬殺でした。
申し込めましたがどんどん厳しくなってきてます…


TECROWD(テクラウド)の評判
Twitterでは結構アマゾンギフト券のことが多かったです。
まとめ:不動産投資型クラウドファンディングで海外投資しよう
ここまで読んでいただきありがとうございました。
利回りが高い海外投資できるクラウドファンディングは少ないので、利用したいクラウドファンディング事業者の1つです。
さらに、TECROWD(テクラウド)の運営元のTECRAはインベスコアグループに属しており、信頼性も高くなりました。
不動産投資型クラウドファンディングはリスクが低くて優秀な投資だと思いませんか。自分はそう感じているので積極的に利用していこうとしています。
ただし、なかなか当たらないという欠点も実はあります。実際に投資するかは別にして、投資家登録はしておいて新たな応募に備えておくのがおすすめです。
ありがとうございました。
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国内不動産投資であれば、COZUCHIがおすすめです。

