【初心者向け】インデックス投資は安全という勘違い 投資商品はきちんと理解する

こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。

あなたはインデックス投資をしていますか?
それともこれからインデックス投資をしようとしているでしょうか。

現在はNISAなどの制度も整備され、投資がしやすい環境になっています。
また、今後も成長していく可能性が高い米国のETFなども人気です。

投資信託やETFが人気になったことでインデックス投資の有効性が認められてきています。

私もインデックス投資を行っています。
一定の割合はインデックス投資で積立をおすすめします。

矛盾するようですが、インデックス投資をすることはおすすめしますが、インデックス投資だからおすすめするというわけではありません。

この記事ではインデックス投資で気を付けることを解説します。

この記事でわかること
  • インデックス投資=パッシブ運用ではない
  • 注意すべきインデックス投資

日本国内の有名なインデックス指標はこちらの記事で紹介しています。

目次

インデックス投資=パッシブ運用ではないから気をつけろ!

インデックス投資は安全かのように言われていますが、これは語弊があると思います。
このように言われるのは、インデックス投資=パッシブ運用のように思われているからだと考えています。

厳密な言葉の定義があるわけではありませんが、言葉の意味はきちんと理解しておくことが重要です。
まずはこの2つの違いについて再確認しましょう。

インデックス投資とパッシブ運用 言葉の意味は?

そもそもインデックスとは特定の値動きを示す指数のことを言います。
インデックスには様々な種類があり、特定の指数に連動させるものがインデックス投資です。

一方パッシブ運用はもっと大きい範囲で市場全体の動きと連動させることを目標にするイメージです。
一般的にパッシブ運用と比較されるのはアクティブ運用です。

パッシブ運用も市場全体の値動き(指数の値動き)といわれます。
その為、インデックス投資と混同されてしまいます。

アクティブ運用はファンドマネージャーが個別の株を厳選して、ベンチマークを上回ることを狙っています。
日本国内でいえばTOPIX(東証株価指数)をベンチマークとするものがパッシブ運用、個別企業を選別してTOPIX以上の成績を狙うのがアクティブ運用といった具合です。

インデックス投資がパッシブ運用でない理由

さて、ここからインデックス投資とパッシブ運用が異なると述べた理由です。

上の説明で理由がわかる人もいるかもしれませんが、インデックスには様々な種類が存在することを説明しました。
インデックスの中にはかなり特殊な値動きを示すインデックス指標が含まれます。

特殊なインデックスの例
  • 特定のインデックス指数にレバレッジがかかっているインデックス指数(レバナスなど)
  • オプション取引を使用している指数(QYLDなど)
  • 特定のテーマ(例:ロボットや遺伝子工学など)を対象にしている指数

これらのインデックスが完全に悪いというわけではありませんが、パッシブ運用とは意味合いが異なります。
特にテーマ株を対象にしているものなどは、アクティブ運用に近い性質になります。

このようなインデックスに連動させているものに関して、インデックス投資だからよいとか安全という宣伝文句には騙されないようにしましょう。

パッシブ運用のインデックス投資はおすすめできる

上記の通り、パッシブ運用とインデックス投資はイコールではありませんが、パッシブ運用に近いインデックス投資もたくさんあります。

代表的なものは、国内で言えばTOPIXや日経平均、米国だとS&Pや米国の全体をカバーするインデックスなど(ETFでいうとVOOやVTIなど)は有効だと思います。

本当かはわかりませんが、ウォーレン・バフェットが遺言で「資産の90%を低コストのS&P500インデックスにしなさい」というものは有名です。

パッシブ運用型のインデックス投資がおすすめな理由はコストが抑えらえれるからです。
(コストとは、投資信託でいえば信託報酬手数料や買付手数料や信託財産留保額、ETFでいえば経費率です)

コストが抑えられる理由は、アクティブ運用のようにファンドマネージャーが調査をしてといったコストが抑えられるからですが、低コストのファンドに投資する有用性はインデックス投資の古典的な本でも述べられています。
この本は端的には低コストのインデックスファンドに投資しましょうということが延々と描かれています。

インデックス投資の特徴も理解しておく

パッシブ運用に近いインデックス投資はおすすめと書きましたが、前提としてパッシブ運用のリターンはそこまで高くないことは理解しておきましょう。

特にここ数年の米国市場が活況だったため、インデックス投資でも高いリターンが望めると思われるかもしれません。
確かに可能性がないということはありませんが、過去10年と同じリターンを期待しないほうがよいでしょう。

ちなみに、アクティブ投資はインデックス投資に勝てないということがよく言われます。
全てを平均するとインデックス投資に軍配があがりますが、個別にはアクティブ投資が勝っているものも当然あります。

アクティブ型とインデックス型の比較はこちらの記事で紹介しています。
ただし、(特に初心者の方は)結論としてはアクティブ型よりもインデックス型をおすすめします。

まとめ:インデックス投資の中身を理解して投資しましょう

ここまで読んでいただきありがとうございます。

インデックス投資を行うことは非常に良いことだと思います。
ただし、中身が問題です。

投資する商品については十分に理解してから投資しましょう。

投資をするときには勉強は必須です。
1%リターンが変わるだけで、生涯の投資成績は何百万円も変わってくる可能性もあります。
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この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

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