こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
財務三表は別の記事でも紹介していますが、それぞれが完全に独立しているわけではありません。
- BS(Balance Sheet):貸借対照表
- PL(Profit&Loss):損益計算書
- CF(Cash Flow):キャッシュフロー計算書
それぞれの関係性を把握しておくと、個別の財務諸表についても理解が深まるかもしれません。

この記事では財務三表の関係性を簡単に解説します。
- 財務三表の概要
- 財務三表の関係性
財務三表のおさらい
まず、3つの財務諸表をを簡単におさらいしましょう。
BS:貸借対照表
BSにはある時点(基本は決算時点など)の資産内容が記載されています。
どのように(負債や純資産)お金を集め、何をもっているか(資産)がわかります。
貸借対照表は過去からの積み上げが記載されることになります。


PL:損益計算書
損益計算書ではある期間(基本は1年間)の売上と儲けが記載されています。
損益計算書は5つの段階で利益が記載されています。


CF:キャッシュフロー計算書
キャッシュフロー計算書ではある期間(基本は1年間)のお金の出入りが記載されています。
営業CF、投資CF、財務CFの3種類のCFで構成されています。


2022年3月末が決算の会社があったとすると、すごく簡単に書けばこのようなイメージです。
BSは時点情報ですので、期初の状態が存在します。
そのBSの状態に、当期のPL、CFの状態が反映されると、期末BSになるイメージです。
詳しくは次で説明します。


財務三表の関係性
次に、財務三表がどのように関係してくるかです。
先にイメージをお見せします。
上は期初時点のBS、下は期末時点のBSですので、上から下に時系列が流れていくようなイメージです。


- まず、期初の段階では、BSの現金とCFの期初現金残高が一致します。
※基本的に一致しますが、勘定科目の関係で異なって見える可能性があります。(どこかに記載があるはずです) - 1年間の中で、企業活動をします。
- 営業CFはPLの当期純利益の中に反映されます。
- 投資CFの一部(例えば不動産購入等)は資産としてBSに反映されます。
- 財務CFで調達した資金はBSの有利子負債などに反映されます。
※もちろん返済していくケースもありえます。 - 当期純利益の一部はBSの純資産(利益剰余金)に反映され、BSが大きくなっていくことになります。
企業活動は現金だけで行われているわけではありません。
ただ、現金に着目するなら、まずはCF、次にPL、最後にBSという順序が良いかもしれませんね。
BSは最終的な結果が反映されているものですので、CFとPLの値が反映されることを認識しておきましょう。
まとめ:財務三表は関連をイメージしながら確認する
ここまで読んでいただきありがとうございます。
まずは、イメージが理解できれば良いと思います。
財務諸表は勉強すれば理解できるようになるというものでもないと思っています。
いろんな企業の財務諸表や、同じ企業の財務諸表を何年分も確認するなど、とにかくたくさん見ることが理解することにつながると思いますので、この記事の内容を片隅に覚えておきながら確認してみてください。
ありがとうございました。
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