【上場廃止確定】アジア開発キャピタル(9318)上場廃止はいつ?

2023年4月6日に更新しました。
この記事は投資の助言あるいは投資の勧誘等を行うものではありません。

こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。

アジア開発キャピタル(9318)は、ある意味では有名な銘柄です。株価が安いので1円上がるだけで株価が急騰した銘柄の上位に上がります。

2月6日には特設注意市場銘柄から管理銘柄(審査中)になりましたが、そもそもどんな会社なのでしょうか。今後上場廃止になるのか確認してみましょう。⇒上場廃止が確定しました。

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目次

アジア開発キャピタル(9318)はどんな会社?現在の状況は?

アジア開発キャピタルは投資事業会社で、証券事業や投資事業、貸金事業を展開しています。近年はかなり厳しい状況になっていました。

事業撤退など
2019年EC事業を譲渡
2020年HonMono Japan Food Town事業撤退
売掛債権担保融資事業、中古車割賦販売事業に参入(中止)
2021年トレードセブン(質屋・古物買取販売)の事業撤退
東京機械製作所<6335>を持分法適用会社化(2022年売却)
2022年子会社アジアインベストメントファンドを譲渡
2023年中国子会社である臻萃本物の経営権譲渡及び債権放棄
近年の状況

また、同社は2021年に不適切な会計処理などがあり、特定注意市場銘柄に指定されていました。その後改善計画などを提出していましたが、引き続き特定注意市場銘柄の指定が継続になり、改善が見られなかったことから2023年2月6日に特設注意市場銘柄から管理銘柄(審査中)になりました。

2024 年3月期第1四半期に特別損失を計上(2023/3/22追記)

中国子会社の経営権譲渡および債権放棄で24年3月期第一四半期に特別損失を計上するそうです。詳しくは下のアジア開発キャピタルのホームページのIR情報をご確認ください。

参考:(開示事項の経過) 中国子会社の経営権譲渡及び債権放棄による特別損失計上に関するお知らせ

特設注意市場銘柄とは?

特設注意市場銘柄とは、決算の虚偽報告や不適切な会計処理など内部管理体制に問題があると認められる場合に該当すると対象になります。

有価証券報告書等の虚偽記載や監査報告書等の不適正意見、上場契約違反等の上場廃止基準に抵触するおそれがあったものの上場廃止に至らなかった銘柄のうち、内部管理体制等を改善する必要性が高いと取引所が判断し、継続的に投資家に注意喚起するために指定する銘柄のこと。

野村証券 ~特設注意市場銘柄~

参考:JPX日本取引所グループ「特設注意市場銘柄の指定継続:アジア開発キャピタル(株)

管理銘柄(審査中)とは

管理銘柄とは、簡単に言うと上場廃止になる可能性があるよということを投資家に知らせてくれる仕組みです。「審査中」と「確認中」の2つの状態があります。アジア開発キャピタルは審査中の状態になっています。

「審査中」は同社のように決算の虚偽報告等があった場合に利用される状態です。「確認中」は買収など、審査中に該当しない場合に利用される状態です。

証券取引所(金融商品取引所)が上場廃止基準に該当するおそれがある上場有価証券について、その事実を投資家に周知するために設置された制度。上場廃止となるかどうかの審査を行う「監理銘柄(審査中)」と、上場廃止基準に抵触するかどうかの確認を行う「監理銘柄(確認中)」がある。

野村證券 ~監理銘柄~

参考:JPX日本取引所グループ「監理銘柄(審査中)の指定:アジア開発キャピタル(株)

アジア開発キャピタル(9318)はいつ上場廃止になるのか?

【2023/4/6追記】上場廃止が決まりました。

上場廃止は2023/4/30(2023/4/6追記)

上場廃止の東証から発表がされていました。

上場廃止日:2023年4月30日(日)

参考:JPX日本取引所グループ「上場廃止等の決定:アジア開発キャピタル(株)」

アジア開発キャピタルのHPでもIR情報として発表されています。

参考:アジア開発キャピタル「当社株式の上場廃止の決定及び整理銘柄の指定に関するお知らせ」

現時点では上場廃止が決定したわけではありません。これから審査が始まり、内部管理体制等について改善がされていないと判断された場合「整理銘柄」に指定され、1か月後に上場廃止になります。(4/6削除)

現在は同社から内部管理体制確認書を再提出する予定のようです。管理銘柄(審査中)の指定期間は「2023年2月7日から東京証券取引所が当社株式について上場廃止基準に該当するかどうかを認定した日まで」となります。

参考:アジア開発キャピタル「当社株式の監理銘柄(審査中)の指定に関するお知らせ

株式の売買はできなくなるのか?

管理銘柄の状態および整理銘柄でも売買は可能です。ただし、一般的な投資家の方は当然手を出さないようにしましょう。ここで買いを入れて利益を取ろうと考えないようにしてください。危険すぎます。

⇒できなくなりました

まとめ:管理銘柄(審査中)になったので手をださないように

ここまで読んでいただきありがとうございました。

先ほども伝えたように、ここで上場廃止を免れることを期待して買いを入れるようなことだけはしないように注意してください。投資はギャンブルではありません。原則としてリスクを大きく取らないようにしましょう。

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この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

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