【米国新興国ETF】VWOを買うべきか?2023年は保有を増やしてもいい理由|実は配当利回りが高いETF

VWO(バンガード FTSEエマージングマーケッツETF)は中国、インド、台湾を中心とした新興国の株式に投資するETFです。

個人的にはこのETFは2023年から2024年にかけて保有割合を増やしてもいいと考えています。ただし、ポートフォリオのメインではなくサテライト的な意味合いで投資したほうが良さそうです。

VWOがどんなETFなのか、今後どうなっていきそうなのかを解説していきます。

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目次

VWOの概要 配当利回りや構成銘柄と構成国

VWO(バンガード FTSEエマージングマーケッツETF)の基本情報です。

ティッカーVWO
名称バンガード FTSEエマージングマーケッツETF
基準価額(米ドル)42.47 (2023/02/01)
純資産総額(百万米ドル)74,197.91 (2023/01/31)
分配金回数/年4回
分配利回り3.78 %
経費率0.08 %
設定日2005/03/04
騰落率(1年)-11.06 %
運用会社バンガード社
VWOのETF基本情報(2023/2/5時点)

新興国投資なので、株価の値上がりをメインにするETFかと思いきや、分配利回りがかなり高いことがわかります。また経費率は低いので、コストが抑えられる点は優秀なETFといえます。

直近の分配利回りは以下の通りです。

分配履歴(クリックすると開きます)
日付分配金(米ドル)
2022/12/190.6347
2022/9/190.5294
2022/6/210.3057
2022/3/210.1339
2021/12/200.478
2021/9/200.4727
2021/6/210.2803
2021/3/220.0684
分配履歴

新興国は成長率が高いと言われることもありますが、少なくとも直近の情報を見る限りではそうは見えません。成長率やROEなどすべての項目が、VOO(S&P500に連携するETF)はおろかVT(全世界に投資するETF)を下回っています。

項目VWOVOOVT
株式数55935069473
利益成長率(過去5年間の平均)13.5%19.4%15.4%
PER10.4倍19.1倍14.4倍
PBR1.9倍3.6倍2.2倍
ROE14.6%23.3%15.2倍
VWOのETF詳細情報(2023/2/5時点)

ただし、これで買えないと判断するのも早計かもしれません。特に中国は2022年後半からコロナ政策が大きな転換点を迎えており、経済が急回復しています。

参考:バンガード社HP VWO紹介

VWOの構成国 上位10カ国

割合的には中国、インド、台湾で7割近くを占めています。

構成国割合
中国34.20%
インド17.40%
台湾16.20%
ブラジル6.10%
サウジアラビア4.40%
南アフリカ4.10%
タイ3.20%
メキシコ2.60%
インドネシア2.10%
マレーシア2.00%
主な構成国

VWO構成銘柄 上位10社

構成銘柄上位のTSMCやテンセントは時価総額では世界的にも大きい企業です。

構成国割合
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.(TSMC)台湾4.25%
Tencent Holdings Ltd.(テンセント)中国3.69%
Alibaba Group Holding Ltd.(アリババ)中国2.40%
Reliance Industries Ltd.(リライアンス)インド1.50%
Meituan Dianping Class B(メイトゥアン)香港1.32%
JD.com Inc. Class A(JDドットコム)中国0.96%
Vale SA(ヴァーレ)ブラジル0.96%
Infosys Ltd(インフォシス)インド0.94%
China Construction Bank Corp. Class H(中国建設銀行)中国0.85%
Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd. ADR(TSMC(米国ADR))台湾0.83%
主な構成国

VWOの過去チャート

VWOの過去チャート
VWOの過去チャート

中国や台湾が構成国の上位を占めているため、中国株式の株価指数と高い相関があります。過去5年のチャートでは、上海総合指数(青線)よりも香港ハンセン指数(赤線)との相関係数が高そうです。(相関係数が1に近い)

VWOと中国株式指数の相関係数
VWOと中国株式指数の相関係数

VWOの将来性は?VWOを買うべきか?

中国はコロナ政策を大きく転換しました。ゼロコロナ政策を放棄してウィズコロナに舵をきっています。それに伴い経済が急速に回復しています。

IMFの見通しでは2023年の中国の成長は5.2%(2022年は3.0%)となっています。これは主要国ではインドの6.1%に次いで高い数値です。

インドもVWOの構成国2位の国です。インドは2022年に中国から人口世界1位の座を奪いました。経済も順調に成長しており、先に説明したIMFの見通しだと2023年は6.1%、2024年は6.8%となっています。

インドSENSEX
インドSENSEX

中国もインドも経済が活況ですので、VWOの2023年はかなりの確率で上昇すると考えています。

参考:IMF世界経済見通し

ただし、中国は人口が減少傾向にあり、米中関係も気になるところです。新興国は政治的に不安定なことも多く、政治が経済に影響することもあるので長期でフルポジションで保有するにはリスクが高いと感じます。2023年~2024年くらいで考えたい銘柄です。

長期的に単体で投資するならインド株のほうが成長性があるかもしれません。インド株に投資したい人はこちら

まとめ:2023年であればVWOへの投資は狙い目

ここまで読んでいただきありがとうございました。

2023年は中国、インドともに株価が上昇すると考えているので、短期的にはVWOへの投資はありだと思います。ただし、新興国への投資や米中関係にはリスクはあるので、そこは理解して投資しましょう。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

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