株価暴落時はどのように対処したらよいか?守りと攻めの対処方法を解説

株価が下落して含み損が膨らんで落ち着きません。
保有している商品を売ったほうが良いでしょうか?

こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。

この記事ではこのような悩みが少しでも解消するような内容を発信します。

この記事でわかること
  • 守りのメンタル対処法と行動
  • 攻めのメンタル対処法と行動
目次

守りのメンタル対処法と行動

株価が暴落して先の予想も見えないときは不安ですよね。
これはあなただけでなく、私も含めみんな同じです。

ただし、定期的に積立をおこなっている「つみたてNISA」のような商品を売るべきではありません。

そのようなときは、恐怖に負けて運用しているものを手放す前に、一度市場から離れて状況を見直すことおすすめします。

具体的には以下のような内容を一度再確認してみましょう。

自分ルールの作成をすること/守れているかチェックすること

まずは、あなたが投資するときにあなたのルールをきちんと作っているかを再確認しましょう。
人によって運用資産の額も違いますし、考え方も異なりますのでルールに正解はありません。

特に損失をどこまで許容できるのか、損切の設定は重要です。
もし、ルールが明確でないようであればきちんと作りましょう。

そして、ちゃんと守っているかも再度確認しましょう。
自分で損失を確定することはなかなか難しいので、システムで実施するほうが無難です。

損失を出すことは抵抗がありますが、損失が出たとしてもほかで取り返せばよいだけです。
「損益通算」という税制的な救済措置があります。
確定申告をすれば翌年より3年間繰り越しも可能ですので、損失はなかったようなものです。
※特定口座の年度内は証券会社内で計算してくれますが、正確な情報は証券会社に確認してください

一時的な損失を過度に怖がる必要はありません。

アセットアロケーションを見直す

株価の暴落でメンタルがやられるということは、あなたにとってその資産配分はリスクが高すぎるかもしれません。

アセットアロケーション(資産配分)を決めることは、ポートフォリオ(どの金融商品を選ぶか)よりも重要です。
あなたの投資の目的とリスク許容度を再確認することで、資産配分を見直す良い機会になります。

アセットアロケーションについてはこちらの記事で紹介しています。

債券や金の投資信託もありますし、VTIやVOOなどの米国ETFは日本の市場よりも将来性があるかもしれません。
今まで投資をしてこなかった商品を勉強して、知るだけでもリスクを下げることにつながります。

情報をシャットアウトする

気持ちが落ち着かないときは、情報をシャットアウトしましょう。

TwitterなどのSNSでは様々な情報が飛び交っています。
下落相場でも今が買いだ、儲かったという情報をみれば、取引をしたくなってしまいます。
※ただ、その情報が本当のことなのかはわかりません。

そういったノイズは気持ちを不安にさせます。

新聞やテレビのような媒体もバイアスがかかっている内容が報道されていることは認識しておいたほうがよいです。
(仕方がないことですが)特にテレビは視聴率のためにお茶の間に見てもらうように作ります。

一番信じられるのはあなたが直接見たものと、加工されていない情報(例えば決算報告のような)です。

じゃあウクライナに行くのかと言うとそれは難しいのですが、外からの情報は基本的には信じすぎないほうが良いことは認識しておきましょう。

攻めのメンタル対処と行動

あなたが十分にリスクを理解して、じゃあ下落時には何もできないのかと思っているようであれば、攻めてみるのも良いかもしれません。

確かに相場が暴落した時は絶好の買い場です。

ただし、負けを取り返そうとしていないか、客観的に見て非合理的な行動をしていないかといったことには十分注意しましょう。

さらに下落した場合にどこまで耐えるのかは必ず決めておかないと、損失だけが拡大します。
基本的に投資を始めたばかりの時にはおすすめしません。

ナンピンで平均購入金額を下げる

ナンピンして平均購入金額をさげれば、反転した時に大きなポジションで利益を得ることができます。
ナンピンして分散投資をすることで、リスクを抑える行動です。

この分散投資は時間を分散させてリスクを抑えるため、実施するのであれば十分に時間をおいて実施する必要があります。
上にも記載したとおり、事前に十分に計画をしておきましょう。

例えば、現在株価が2000円で、翌日1900円になったからナンピン買い、翌日1800円になったからさらに買いといった行動をしていたら、すぐに資金が尽きてしまいます。

売りから入る

売りから入れる商品や仕組みもあります。
ここでは説明は割愛しますが、下落相場で売りからはいれば、差分が利益となります。

あなたがその商品や仕組みを運用しているようであれば、初心者ではないと思いますが、いうまでもなく十分な注意が必要です。

まとめ:市場から退場しないことが一番重要です

いかがでしたでしょうか。

株価暴落時の行動方針について記載しました。

暴落時はだれしも少なからず不安になります。
個人的な意見をいえば、投資中上級者であっても自分を制御できない人は取引を控えたほうが良いと思っています。
(なにをもって中上級者というかはありますが・・・)

ある程度状況が落ち着いて、市場の混乱が収まってからでも割安なものは見つかります。
底値で買いたい気持ちはありますが、少し冷静になることが市場で長生きする秘訣だと思っています。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

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