アセットアロケーションって何?
ポートフォリオは聞いたことがあるけど、何が違うの?
こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
この記事ではこのような質問にお答えします。
適切なアセットアロケーション(資産配分)を選択することは、金融商品を選ぶよりも重要です。
似たような意味でポートフォリオという言葉を聞くことがあると思いますが、その違いも含めて説明します。
アセットアロケーションとはなにか?
アセットアロケーションとは、アセット(asset):「資産」 と アロケーション(allocation):「配分」を組み合わせた言葉です。
あなたの資産を運用するときに、やみくもに金融商品に投資してはいけません。
まずはどのようなアセットアロケーションにするかを決めることが最も重要です。
その理由はなぜか?
例えば、資産を株式にすべて投資したとしましょう。
なにかの原因で株価が暴落した場合、あなたの資産は大打撃を受けます。
逆に投資を行わず、預貯金のみに資産配分していたとします。
日本国内のインフレが進んだ場合、元本は減っていなくても実質的に資産は目減りしています。
適切なアセットアロケーションを設定することはあなたの資産を守ることになります。
アセットアロケーションの決め方
それでは、アセットアロケーションはどのように決めればよいのでしょうか?
どんな人にも適切なアセットアロケーションは存在しません。
まずは以下の2つの視点で考えましょう。
- 投資の目的
- リスク許容度
投資の目的としては、積極的に投資をしたいとか、老後の資産を守りたい、家を買う資金を作りたいといったように様々なことが考えられます。
具体的に、あなたが「いつまで」に「どれくらい」の利益を上げたいのかなどを考えておくと、さらにアセットアロケーションが決めやすくなります。
リスク許容度とは、簡単に言えば投資損益がどの程度マイナスまでいっても受け入れられるかです。
基本的に投資は余裕資金で行うべきですが、マイナスになった時にも生活に支障がでない、精神的に不安にならないかを考えておきましょう。
2022年3月には新型コロナウイルスの影響や、ウクライナ情勢の影響で世界的に株価が落ち込みました。
株式の資産配分を大きくしている人は、損失を抱えている可能性があります。
レバレッジを利かせている商品だとさらに損失も大きくなります。
精神的に不安にならないかというのは、思いのほか重要です。
長期的には盛り返したとしても、一時的な下落で不安になり売却してしまうといったことにもなりかねません。
高いリターンを望む場合、それに伴いリスクも高くなることは理解しておきましょう。
年齢が高くなるにつれ、リスクの低い資産配分にすることが一般的です。
アセットアロケーションとポートフォリオの違いとは
アセットアロケーションと同じような意味で、「ポートフォリオ」ということがもよく使われます。
アセットアロケーションとポートフォリオとの違いは何でしょうか?
ポートフォリオとは?
ポートフォリオは金融商品の組み合わせのイメージです。
例えば資産配分として、50%を投資信託に配分した時の商品の内訳はなにか? です。
これは投資信託を100としてその内訳を円グラフで示しましたが、投資信託が50%の資産配分とすると、50%×40%で全体の資産の20%を日経225インデックスの投資信託としているという意味です。
アセットアロケーションとポートフォリオはどちらが重要か?
アセットアロケーションとポートフォリオ、2つは似ていますがアセットアロケーションが重要です。
長期の資産運用においてはアセットアロケーションで9割が決まるといわれるほどです。
具体的なアセットアロケーション例
サンプルでwealthnavi(ウェルスナビ)のリスク許容度3/5のアセットアロケーションです。
20代、30代のアセットアロケーション例
20代、30代など、リスクを高めにとってもよい年代では、株式などの割合を増やしてもよいでしょう。
40代、50代のアセットアロケーション例
40代、50代では、徐々にリスクの低い商品の割合を増やしていきましょう。
60代以降のアセットアロケーション例
後の資産のために投資をしていた人は、リスクが低く流動性の高い商品の割合を多くします。
年齢ごとに例を挙げましたが、必ずしもそうである必要はありません。
投資目的とリスク許容度は徐々に変化してきます。
状況に合わせて検討するようにしましょう。
まとめ:最初にアセットアロケーションを考えましょう
この記事ではアセットアロケーションの重要性について書きました。
特に株式市場が下落基調の時に、この重要性を再認識することになります。
適宜、投資の目的やリスク許容度を再検討することにより、あなたの資産を守りましょう。
ありがとうございました。