こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
2023年に入り、ドル円の為替相場は130円から140円まで10円程度円安に傾いています。ただし、今後はドルが強くなる要因は多くなく、円高に傾くと考えられます。ドル円の為替相場が動くのには様々な理由がありますが、主に金利差が影響することが多いです。
- 米国の金利が動く
- 日本の金利が動く
今までは日本はゼロ金利政策でほとんど金利が動いていないため、米国の動きに左右されることが多かったです。しかし、直近では日本のYCC(イールドカーブコントロール)の政策修正があるかもしれないという予想もあります。YCCに関するサプライズがあれば、ドル円の為替相場が大きく円高に動く可能性もありそうです。
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日銀の長期金利政策と国債利回り
以下のチャートは国債の10年物国債利回りの状況です。現在はおおよそ0.5%程度まで上昇すると跳ね返されて下落しています。これは、現在の長期金利変動幅が±0.5%としているからです。
下のチャートを見てわかる通り、長期金利の変動幅は2022年12月20日に大きく動きました。2022年12月の金融政策決定会合で以下の発表がされています。
国債買入れ額を大幅に増額しつつ、長期金利の変動幅を、従来の「±0.25%程度」から「±0.5%程度」に拡大する。
金融政策決定会合の運営

植田日銀総裁の就任でYCC修正期待が高まっていた
2023年4月から日銀総裁が変わりました。植田日銀総裁が就任し、YCCの修正に着手するだろうと言われていましたが、今のところは落ち着いています。上のチャートで4月に国債利回りが上昇したのはそのあたりが影響しているかもしれません。
米国長期金利と国債利回り
こちらは米国の10年物国債利回りと政策金利の推移です。2022年の政策金利の上昇により10年物国債利回りも上昇しています。

FedWatchツールによると、7月に1度利上げを実施し、それ以降は年内その金利を維持するというのが予想の主流となっています。

米国の雇用はかなり強い数値が続いていますが、インフレ率は低下しているため、これ以上利上げを続ける理由は確かに難しいかもしれません。下のチャートは米国のCPI、コアCPI、サービスの推移です。CPIは順調に下落しており、コアCPIやサービスも遅れながら下がりつつあります。


日米の金利差と為替相場
下のチャートは「米国10年物国債利回りー日本10年物国債利回り」(赤線:左ラベル)とドル円為替相場(青線:右ラベル)を示しています。下は相関係数を表しており、金利差と為替は概ね同じ動き(相関係数が1に近い)をしていることがわかります。
下のチャートと同じ割合だと考えると日米の金利差が0.5%縮小すると、6円~7円程度円高に傾くレベルです。7月に米国の政策金利が0.25%上昇したとして、それ以降は当面動かないか徐々に金利は下落する見込みです。仮にYCCに関する政策が修正され、金利変動幅が1%(現在よりも+0.5%)まで広がれば、ドル円の為替レートとして、130円ー135円程度まで動いてもおかしくなさそうです。

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