投資信託のほうが株式投資より低リスクは間違い!? 実際には…

こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。

一般的に言えば投資信託のほうが株式投資よりも低リスク低リターンだと言われていますが、必ずしも正しくはないと思います。

2024年は新NISAも始まりました。成長投資枠(株式投資なども利用可能)と積立投資枠(主に投資信託)を併用することもできるので、株式はリスクが高いから投資しないと決めつけるのはもったいないです。2024年は投資の勉強を始める年にしてみるのもよいかもしれません。

『リスク』という言葉は正確には収益の振れ幅の大きさを指しますが、この記事の中では細かいことは気にせず損をする確率と考えても構いません。

出典:日本証券業協会
目次

株式投資を勉強すれば、投資信託とリスクはそれほど変わらない

確かに株式はテンバガーと呼ばれるような株価が10倍になった銘柄や、逆に暴落して大損をしたというような話がよく取り上げられます。リスクが大きいと思われているのはこういったことが影響していると思います。

ただ、下の2つであればどちらへ投資するのがリスクが高いと思いますか?

  1. 株式投資の専門家が決算情報や今後の経済状況も考慮して選んだ『株式投資』
  2. 信託報酬手数料が高く、投資先が新興国や古いテーマ株のような『投資信託』

おそらく②のほうがリスクが高いと感じる人が多いのではないでしょうか。

例えば私は不動産に詳しくないので、私が物件を探して不動産投資するのと、不動産投資の達人が物件を探すのでは運用収益には大きな差が出るはずです。何が言いたいかというと、リスクとリターンは投資商品で決まるのではなく、その人によるということです。

つまり、投資は勉強すればある程度リスクを下げることができます。特に初めのうちは勉強すればグングン知識がつくので、自分に投資方法を見つけるためにも勉強することをおすすめします。オンラインで参加できる投資勉強セミナーもあるので、下の記事もチェックしてみてください。

投資信託は基準がわかりやすく投資銘柄が選びやすい

とはいえ、これから投資を始めようという人には投資信託のほうが始めやすいと思います。その理由は、株式投資よりも投資信託のほうが銘柄を選びやすいからです。

株式投資の場合、上の①でも記載したように投資企業の決算情報などを分析することは必須です。流行りの企業や応援したい企業に投資するといった方法ではリスクが高くなります。

一方、投資信託の場合は投資基準はかなり簡単です。基本的には信託報酬手数料が低い銘柄を選べば問題ありません。(海外株式や国内株式、あるいはバランス型など全体として投資先は選ぶ必要がありますが…)

このような選び方をすると、海外株式ならオルカンやS&P500、国内株式なら日経225やTOPIXなどの対象が大きいインデックス商品が該当します。この商品が常にベスト(つまり値上がりが大きい)ということではありませんが、ベターな選択になる可能性は高いと思います。

投資信託だけで分散投資を考える場合、目論見書を確認して投資先をチェックしておきましょう。例えばオルカン(全世界)は、60%が米国株式で占めているため、S&P500と並行して投資しても分散投資の効果はあまりありません。

三菱UFJ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)目論見書から抜粋

さまざまな投資商品にアンテナを張っておきましょう

投資商品を決めてそれについて勉強するのもよいですが、他にもよい投資商品がないかアンテナを張っておくのがよいと思います。例えば、銀行の定期預金に預けておくよりも個人向け国債のほうがお得です。しかし、銀行員から個人向け国債をすすめることはほぼありません。小さな差ですが、知ってるか知らないかで変わってきます。

個人向け国債は1年間売却できない縛りがありますが、それ以降は途中で解約しても元本が保証される投資商品です。

一般的にあまり知られていませんが、私は不動産投資型のクラウドファンディングをよく利用しています。投資先のファンドによりますが、運用期間が1年程度、年利5~7%ほどでかなり低リスクの投資ができます。正直かなりおすすめなのでぜひ下の記事を読んでほしいです。

クリックして応援してくれると嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

目次