こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
23年2月の米国主要経済指標が軒並み強い数値を示しました。これらの結果から米国のインフレがまだ長引き、長期金利はさらに高い数字になりそうだという予想が増えてきています。
少し前までは23年前半に米国の景気は後退して、23年末あたりから景気回復してくるのではと予想していましたが、もう少し後ろ倒しになりそうです。
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PCEコアデフレーターは市場予想を上回る
22日に発表されたPCEデフレーターは前月比+0.6%と市場予想を上回りました。この伸びが前月よりも加速したことが思ったよりも大きなインパクトになっています。小売売上高の指標も市場予想を上回っており、利上げが継続するという懸念が強まっています。
参考:Bureau of Economic Analysis 2/24リリース「Personal Income and Outlays, January 2023」
ただし、これだけでは今後どうなるかはまだわかりません。実際に2022もPCEは一方的に下落しているわけではなく、上げ下げを繰り返しました。そう考えれば来月は再度下落することも十分考えられます。

利上げ継続で23年の利下げはない予想が主流となる
実際に今後どうなるのかは別にして、現実的にはインフレは根強く、利上げは継続されるという意見が主流の考え方になりつつあります。実際に23年内に利下げが始まるという考えは過半数を下回るようになりました。

現在は4.75%ですが、ここ最近で6月のFOMCまで利上げが続く(5.25%)予想が増えた結果です。数の6月FOMC結果予想を見ると、1月前から大きく変わっている(利上げ予想が増えた)ことがわかります。

長期金利の上昇が為替にも大きく影響している
米経済指標の底堅い数字から23年2月になってから長期金利利回りが上昇しています。10年物国債利回り(赤)もですが、短期的には2年物国債利回り(青)もかなり上昇しています。

ドル円の為替相場は1ドル140円を試す展開
米国債利回りの上昇は日米の金利差拡大といえます。日米の金利差とドル円の為替相場は相関が強いため、金利差の上昇がそのまま円安につながります。
日米の金利差(赤)がこのまま開いていけば、ドル円の為替相場(青:右ラベル)はさらに円安に傾きそうです。1ドル=140円に戻ってもおかしくない状況になりそうです。

米株市場は下落する可能性があるが、短期的な情報だけで判断しないほうがいい
米国第4四半期の2回目のGDP発表は前期比+2.7%となりました。米国の景気後退の簡易的な考えとして、GDPが2四半期マイナスになった時というものがありますが、それには当分該当しません。
正式な発表はNBER(全米経済研究所)という組織が行いますが、特に雇用を重視しているようで、現在の雇用の強さを考えれば当面の間は米国の景気後退発表はなさそうです。

ただし、景気後退の発表がないことが米国株式市場が下落しないということにはつながりません。23年の2月ごろから堅調な指標に反して、長期金利が長引くかもしれないという懸念から米国株は下落しています。

もう利上げは終了に近いといわれていた米国が急にインフレはまだ続くという予想が主流になるように、今後はまだ予想がつかないということです。著名なアナリストや投資家でも意見が変わることもあります。
意見が変わることは悪いことではありません。状況に応じてうまく対処することが重要です。特に一般的な投資家は不安定なこの状況では大きくポジションをとるよりもリスクが低い金融資産への分散投資や、場合によっては現金比率を上げることも重要です。
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