こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
この記事では私が面白いと思った本やためになった本を紹介します。
今回紹介するのは個人投資家v-com2氏著書「最強のファンダメンタル株式投資」です。
この本は基本的にはファンダメンタルズ(企業の業績や財務状態など)をチェックしていきましょうという内容ですが、教科書的な財務諸表の読み方や、各種指標の計算方法がわかるというよりも、現実の個別株投資にあわせた内容になってます。
個別株投資をしたいという人であれば、知識が全くない人でも読める本なので、一度読んでみてほしいです。
- 国内の個別株投資をしたい、または興味がある人
- ファンダメンタルズの分析に興味がある人
- 具体的にどういった銘柄を選べばよいか学びたい人
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目次
書籍情報
書籍情報
著者 :v-com2
頁数 :285ページ
発売日 :2017/3/24
難易度 :(初心者でも読めます)
目次
目次(クリックすると開きます)
第一章 意外と知られていない株主優待の本当の実力
株主優待株をすすめる合理的な理由
キタムラとスタジオアリス
優待知名度先回り投資 ー バリューHRの事例
ヴィレッジヴァンガードの優待改悪
企業側から見た株主優待
優待を利用した資金調達 ー コロワイドの事例
化粧品・外食産業はなぜ豪華な優待を出せるのか
優待に利用制限をつける理由(企業側の視点から)
優待改悪時のそれぞれの視点 ー 明光ネットの事例
株主総会のお土産廃止続出問題
Column 知っておきたい上場ルール
第2章 資産株で狙うのはカタリストの「まちぶせ買い」
純資産と時価総額を比べて割安な株に投資する
「割安放置+カタリスト」を探せ
リスクモンスターの事例
その後実際にどうなったか?
カタリストを意識した優待+資産株の事例 ー 宝印刷、ダイドー、ツツミの事例
再編が起こりそうな成熟業界から選ぶ? ー 食品スーパーの事例
貸借対照表の大枠を理解する
投資家として貸借対照表をどう生かす?
Column 「利益剰余金」と「余剰資金」の違い
無借金経営でも倒産リスクはある? ー スカイマークの事例
第3章 成長株の発掘こそ株式投資の醍醐味だ
システムリサーチの事例
この企業は成長株と言えるのか?
ライフサイクルの考え方に気をつける
目標株価の考え方
アビストの事例
投資家として損益計算書をどう生かす?
現存損失後のV字回復
ダイヤモンドダイニングの事例(多額の現存損失計上時に何を見ているか)
Column 会社はだれのモノ論
第4章 ROEと配当利回りと株価の関係
各種指標の知識を体系化する
まずはROEの話から
ROEはどうしたら高まるのか
どのような企業がROEを高めようとするのか? ー プロネクサスと宝印刷の事例
その後どうなったか?
配当利回りで選ぶと失敗する?
「未来の高配当株」を意識して投資 ー アビストの事例
REITはどうなのか?
連続増配企業にさほど投資妙味はない?
Column 「〇〇関連銘柄」ってどこまで”関連”しているの?
第5章 資本政策のまとめこれが全パターン
自己資本関連の5つのパターン
増資関連の2つのパターン
利益がさほど増えなくても1株あたり利益が増え、株価が上がる謎 ー 第一興商の事例
利益の変化率以上にEPSが変化しているのはなぜ? ー 大冷と正栄食品工業の事例
増資の役割とライフサイクル ー ユニぞHDの事例
第6章 「のれん」「会計方針の変更」特殊要因を学ぶ
1 会計基準の変更日本基準→IFRS
IFRSの適用で抑えておくべきは、「売上高」と「のれん」
のれんとは?
IFRS適用企業の決算分析 ー RIZAPの事例
その結果はどう動いたか?
2 会計方針の変更定額法→定率法
会計方針の変更は要注意サイン ー エスクリの事例
3 経営戦略の変更に伴う一時費用
配当優待株から成長株への大転換ストーリー ー GMOペポバの事例
Column 投資家なら知っておきたい、財務・会計の基礎知識
第7章 キャッシュフローでわかる企業の向かう道
キャッシュフロー計算書とは? ー スターマイカとリコーリースの事例
結局のところどう考えればいいのか?
キャッシュフローの投資家的活用法
投資キャッシュフローとは?
サンリオの事例
財務キャッシュフローとは? ー 宝印刷の事例
Column 賃貸等の不動産に注目
最終章 勝てる投資家に共通するもの「知識」と「経験」、最後は「メンタル」
知識と経験、そして…
自分が小宗派であるかを意識する
「適時開示情報」を毎日欠かさず見る
まずは上位10%×上位10%=100人に1人の少数派を目指す
多数派の発想にならないように気をつける
自己責任を意識する
大原則を忘れない
株式投資の正解は人それぞれ
Column 投資で伸びる人・伸びない人
本書の概要やためになった部分
この本はファンダメンタルズ分析を基本としていますが、実際に投資をする上ではそれだけでは難しいということもわかります。
たとえば、本書の序盤ではカタリスト(株価が大きく動くような材料(本来の意味は触媒))を重要視しているといったことが出てきます。このことからも実際の投資にそった内容になっています
これは株式投資をしている人は結構体験しているかもしれませんが、単純に業績が良くても株価が上がらない(さがることも)あるものです…
逆に業績がそんなに良くなくても、サプライズニュースで株価が急上昇することもあります。
ファンダメンタルズ系の本にしては珍しく、優待関連などにも言及しています。実際の銘柄のチャートや財務諸表などを使いながら説明してくれるので、投資初心者の方でもわかりやすい本です。
財務諸表に関しては個別の話に加えて、貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などがROEといった株価指標とどういった関連を持つのかということも説明しています。
また、そういったもの以外の特殊要因に関しても著者の考えを交えながら説明してくれているので、なるほどと思うところがいくつもありました。
Twitterの口コミ
Twitterの口コミはそんなに多くないですね。自分的には面白い本だと思っています。
ファンダメンタルズを重視する人には内容もわかりやすいという口コミが多かったですが、テクニカルを重視する人にはそんなにおすすめできないかもしれません(というか、この本にはテクニカル的な内容はありません)
まとめ:ファンダメンタルズの基本を学べる
ここまで読んでいただきありがとうございました。
ファンダメンタルズの基本を実際の銘柄の話を交えて解説してくれるので、投資初心者の方にもわかりやすい内容だと思います。学術的な内容よりもさらっと読みたいという人にもおすすめできる1冊です。
興味が出たらぜひ読んでみて下さい!
ありがとうございました。
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