こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
5日に発表された米国の失業率(4月)では相変わらず強い雇用の数字が続いています。雇用に関してはずっと好調が続いていますが、正直S&P500などの株式市場全体が予想よりもはるかに悪化せずに踏みとどまっている印象です。
時期は後ろにずれてきていますが、個人的にはやはり株価は下落するというシナリオに変わりはないと考えています。米国は優秀な投資先だという考えも変わりませんが、大きくレバレッジをかけたり、フルポジションで米株へ投資するといったことは現状だとリスクもあると思うので注意してください。
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雇用好調 アップル株は4%上昇
5日(金)には発表された雇用統計は3.4%(予想3.6%)となりました。この数字は53年ぶりの低水準ということですが、急激に減少しているわけではありませんのでコロナ前の水準が続いていると考えてよいと思います。

また、非農業部門雇用者数は25万3000人増と市場予想を大幅に上回っており、こちらも雇用の強さを裏付ける結果となっています。
個別株に目を向ければ、アップルの2Q決算は減収減益にもかかわらず予想市場を上回ったということで、株価は上昇しています。実際には23年開始から約30%上昇となっており、NASDAQ市場全体も強い動きを示しています。
下はアップルの株価(ローソク足)とNASDAQ(青線)、S&P500(赤線)の年初来株価チャートです。

相次ぐ銀行破綻、株式ファンドからの資金流出
シリコンバレー、シグネチャー、クレディスイス、ファーストリパブリックと相次ぐ金融機関の破綻や経営不安によって、米国(だけではありませんが)の金融システムに不安がでたことは確かです。
表面上は株式市場的にも大きな問題にはならずに底堅い動きをしていますが、バンクオブアメリカのリサーチ部門によれば、今月3日までの1週間で株式ファンドから約66億ドルの資金が流出したそうです。
参考:ロイター「株式ファンドから66億ドル流出、9週ぶり大きさ 現金に流入=BofA」
景気後退や金融不安による資金流出がつづけば、株式市場の下落の大きな要因になる可能性があります。
米国の利下げは年内か
5月FOMCで0.25%利上げされ、5.00ー5.25%の政策金利となりました。
現在の市場予想ではこれで利上げは打ち止めで、2023年後半から利下げが始まると考えられています。

FRBは利下げの具体的なタイミングについては言及していません。インフレ率の下落幅が小さくなり横ばいになるようであれば政策金利が高止まりする可能性もあります。政策金利が高止まりするとしても、利下げが開始されるとしても株式市場にはマイナスの動きをしそうです。
現在の米国は好調に見えて、裏ではリスク回避の動きが続いている
株式ファンドから資金流出しているように、好調な株式市場の裏ではリスク回避の動きが続いています。思ったよりも米国の経済が堅調なのでFRBは景気後退の会費に強気ですが、リスク回避をする動きは正しいと考えています。
私個人としては米国株式への投資割合を減らす、比較的ディフェンシブな銘柄やセクターの投資割合を増やすといった対応を検討しておくほうがよいと考えます。