WealthNavi(ウェルスナビ)はありなのか?注意点とメリット・デメリット

WealthNavi(ウェルスナビ)は最近よく見るけど実際どうなの?

WealthNavi(ウェルスナビ)を試してみました。
使ってみた感想と、どんな人がむいているかを解説します。

WealthNavi(ウェルスナビ)に向いている人
  • 難しいことは考えたくないのでほったらかしで投資したい人
  • とりあえずロボアドバイザーを試してみたいという人
目次

WealthNavi(ウェルスナビ)の基本情報

ウェルスナビはいくつかの質問に答えるだけで、自動でアセットアロケーション(資産配分)を決めてくれるサービスです。

預かり資産、運用者数、顧客満足度でNo1ということです。
※預かり資産6000円突破(2021年11月10日時点)、運用者数30万人(2021年9月30日時点)

株式、債券、金、不動産など様々な商品に分散投資をしてくれます。
なおかつ商品選定からリバランスまで自動で行ってくれます。

ウェルスナビHPより

また、一般NISA口座を利用しての積み立ても可能です。
一般NISA口座での可能。2024年以降は新NISAの予定。
※新NISAについてはこちらをご覧ください。

ウェルスナビの注意点

ウェルスナビは提携パートナーが複数あり、WealthNavi for xxx という形でサービスが異なります。

提携パートナーの一例 ウェルスナビHPより

例えば「WealthNavi for ソニー銀行」で口座開設した場合、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」では口座開設できません。

私はSBI証券で作ったのですが、これを知らずに作ってしまいました。

最低投資金額や特典サービスなどが若干異なります


提携会社最低投資額他特典など
なし10万円長期割・マメタス
住信SBIネット銀行10万円優遇プログラム・マメタス
ソニー銀行10万円優遇プログラム・マメタス
JAL10万円マイルがたまる
ANA30万円マイルがたまる
TOKYU POINT10万円ポイントがたまる
ODAKYU10万円ポイントがたまる
SBI証券10万円
ネオモバ1万円 積立:5000円~
イオン銀行10万円
au じぶん銀行10万円
横浜銀行10万円マメタス
東京スター銀行10万円
東京海上日動10万円
三菱UFJ銀行10万円
ウェルスナビHPをもとに作成 (2022/3/3時点)
※マメタスはおつりを少額積立するサービスです。

メリットとデメリット

メリット

ウェルスナビを利用するメリットです。

ウェルスナビのメリット
  • 質問に答えるだけでアセットアロケーションをしてくれる
  • 自動でリバランスや税金の最適化をしてくれる
  • UIがわかりやすい

リスク許容度によって、単一でない商品に分散投資してくれます。
投資のリスクを下げるうえで分散投資は必須です。

さらに自動リバランスや税金の最適化をしてくれます。
ほったらかしにしていても自動で運用してくれるので、考えるのが面倒だという人には向いています。

UIのわかりやすさはさすがといったところで、投資初心者の方や機械の操作が苦手な方でも大丈夫です。

デメリット

逆にウェルスナビのデメリットだと思うことです。

ウェルスナビのデメリット
  • 手数料1%(税込み1.1%)+ 通常のETF保有手数料がかかる
  • 分散投資されるアセットアロケーションは自分でもできる。

手数料は通常ETFの手数料にプラスで1%の手数料がかかります。
投資信託を買うときには信託手数料が安いものを買うのは鉄則ですが、インデックス投資であれば0.1%前後です。
それを考えると1%の手数料がどれだけ大きいかということです。

仮に毎月3万円積立をして年率5%で運用できたとします。
5%であれば30年後には約2500万円になります。しかし4%だと2100万円です。
400万円払ってもよいかという判断です。

ちなみに、分散投資のアセットアロケーションは無料診断でも確認できます。
対象は米国株(VTI)だったりなのですが、多分(裏をとったわけではないです)米国株ならVTI1択なのだと思います。

この割合で自分でETFなどを購入すればほぼ同じ効果を1%の手数料なしで運用できます。
複雑なロジックでポートフォリオ(商品)を変えるような仕組みではありません。

※その為、この記事ではポートフォリオではなくアセットアロケーションと記載しています。

ウェルスナビでNISAを使うべきではない

上ではウェルスナビでもNISAが使えることを書きました。
しかし、基本的にウェルスナビでNISA枠を使うべきではないと考えます。

1つ目の理由は上のデメリットがかなり大きいと考えるからです。
もう1点は一般NISA(2024年からは新NISA)しか利用できないからです。

NISA口座は1人1口座で、証券口座ごとには作れません。
一般NISAと積立NISAのどちらも作ることもできません。

一般NISA(新NISAも同様)の非課税期間は最大5年間です。
その為、長期投資を前提としているウェルスナビと相性が良くないです。

まとめ:完全にほったらかしにしたい人にはあり

デメリットを多めに書きましたが、預貯金に蓄えておくよりも良い結果になる可能性は非常に高いです。

そのため、難しいことは考えたくないのでほったらかしで投資したい人や、とりあえずロボアドバイザーを試してみたいという人は実施してみるのが良いと思います。

一方で証券口座を持っていて、いろいろ投資を実施している人、これからがっつり投資したい人には向きません。
デメリットも踏まえて検討してください。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

◆ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
大卒から15年以上、東京でシステムエンジニアとして働いたが40歳を前にFPに転身。ライフプランや資産運用に関する無料セミナーや個別相談を通じてお金に不安がある人の悩みを解消中。
得意な分野は資産運用。最近は不動産投資型クラウドファンディングの運用割合を増やし、投資初心者の方にもおすすめの分散投資先として布教中。

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