VYMで配当金生活するにはどれだけ投資が必要?月5万を得るには?

こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。

近頃SNSを見ているとVYMの人気が上がってきているように感じます。

米国株式市場は2022年全体的に不調で、2023年もリセッション(景気後退)が懸念されているので、キャピタルゲインを狙うETFよりも比較的リスクが低くインカムゲインを狙うVYMのようなETFに人気が集まってきていると予想しています。

私もVYMの積立をしています。
住信SBIとSBI証券の組み合わせで外貨決済の自動積立ができます。

インカムゲインを狙うETFといいましたが、実際にいくらくらい分配金をもらうことができるのでしょうか。VYMで配当金生活ができるのか検討してみます。

この記事でわかること
  • VYMがどんなETFなのか
  • VYMの株価のチャート、他の指標と比較した成績
  • VYMで月5万円もらうにはいくら投資すべきか VYMの配当金だけでは厳しい【この記事の結論】
  • VYMへ投資する際の注意点

年間30万円の配当金をもらう投資方法をこちらの記事で紹介しています。

目次

VYMとはどんなETFか?VYMの構成銘柄や配当利回りを紹介

まず、VYMがどんなETFなのかを簡単に説明します。VYMはバンガード社が運営するETFでバンガード・高配当株式ETFです。(Vanguard High Dividend Yield ETF)

VYM(バンガード 米国高配当株式ETF)の基本情報

VYMの基本情報は以下の通りです。

基準価額(米ドル)109.87(2022/12/07)
純資産総額(百万米ドル)51,937.89(2022/11/30)
直近分配金(米ドル)0.7672(2022/09/19)
権利落ち日2022/09/19
分配利回り2.93%
分配金回数/年年4回
経費率0.06%
設定日2006/11/10
VYM基本情報 (2022/12/11時点)

分配金は約3%ですので、実際にはそこまで高い数字ではありません。ただし、経費率は0.06%と米国ETFの中でも安い部類です。また、メインはインカムゲインですが、基準価額の上昇が期待できないわけではありません。長期的にはキャピタルゲインも狙うことができる銘柄です。

同じく高配当ETFのSPYDやHDVをこちらの記事で紹介しています。

構成銘柄とセクター比率

構成銘柄上位の銘柄割合とセクター比率は以下のようになっています。セクターの構成割合を見るとわかりやすいのですが、金融、ヘルスケア、生活必需品などの割合が多く、情報通信などの割合はかなり低めです。

VYMが高い配当利回りの銘柄で構成されているため、いわゆるGAFAに代表されるようなグロース株ではなく、下表のような成熟した企業が組み入れられています。

ティッカー銘柄割合
XOMエクソンモービル3.31%
JNJジョンソン&ジョンソン3.28%
JPMJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー2.63%
CVXシェブロン2.54%
PGプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)2.30%
HDホームデポ2.19%
LLYイーライリリー&カンパニー2.18%
PFEファイザー1.88%
ABBVアッヴィ1.85%
MRKメルク1.83%
構成銘柄上位10社(2022/12/11時点)

セクター別の構成割合は以下のようになっています。上で説明した通り、高配当利回りの銘柄が多いセクターの構成割合が多くなります。

セクター構成割合
素材(Basic Materials)3.60%
一般消費財(Consumer Discretionary)8.60%
生活必需品(Consumer Staples)12.70%
エネルギー(Energy)11.20%
金融(Financials)20.20%
ヘルスケア(Health Care)15.20%
資本財(Industrials)10.40%
情報技術(Technology)5.90%
通信サービス(Telecommunications)4.60%
公益事業(Utilities)7.60%
セクター別構成割合(2022/12/11時点)

参考:バンガード社 VYM説明 
URL:https://investor.vanguard.com/investment-products/etfs/profile/vym#ot-fltr-modal

VYMの株価チャート推移

直近1年間の株価チャートは以下のようになっています。

VYM株価チャート 出典:Tradingview

株価がそんなに伸びていないように感じますが、米国株式の他の指数と比較すると決して悪くないことがわかります。

VYMとVOO(S&P500)、VGT(情報技術セクター)との比較

以下のチャートはVYM(赤色)のほかに、VOO(S&P500に連動するETF:オレンジ色)VGT(情報技術セクターに連動するETF:青色)を並べています。

2022年に関して言えば、VYMの運用成果は圧倒的に優れています。2022年は米国株式市場全体が下落基調であったので、VYMがディフェンシブなETFだということがわかります。

株式市場全体が好調の時な場合、成果はこの逆になる可能性が高いです。

VYM、VOO、VGTの比較

VYMの配当金シミュレーション 月5万円と月10万円分配をもらうには

実際にいくら投資すればVYMの分配金として月5万円もらうことができるのでしょうか。VYMの分配金は実際には年4回なので、ここでは年間60万円(月換算で5万円)もらうにはいくら投資が必要なのかを考えてみます。

月5万円分配金をもらう計算

配当利回りを3%と考えると、以下の計算になります。

投資必要額 × 0.03【配当利回り】 × (1-0.20315)【税金を除いた利益】= 60万円【必要な利益】
投資必要金 = 60万円 ÷ 0.03 ÷ 0.79685
投資必要額 ≒ 2,500万円  

月に10万円だとこの倍になるので、約5,000万円となります。

一般的に言えば2,500万円でも現役世代の若い年代だと投資するには厳しいのではないでしょうか。さらに、これはすべての金額をVYMにきっちり投資することになるので現実的にはもっと余裕を持った投資をすることが望ましいです。

次に説明しますが、この計算は二重課税を無視しているので、厳密に言えば少し計算は違います。

VYMに投資するときの注意点

大きく株価の上昇を狙うETFよりもリスクは小さめとはいえ、VYMに投資するときにも注意が必要な点があります。

米国株式市場全体が下落するときには損失が出る可能性あり

2022年がまさにその年で、2023年もリセッション(景気後退)のリスクが高い年になります。上のチャートでは2022年はVYMはぎりぎり損失がでない運用成績となっていました。

VYMはディフェンシブなETFで下落に強いことは上のチャートでもわかったと思いますが、損失がでないわけではないので、過度な期待はリスクが高くなります。

分配金は二重課税対象 確定申告で外国税額控除が必要

二重課税とは、まず米国で10%課税され、その後日本国内で20.315%の課税がされることです。つまり、米国ETFの分配金は約30%の課税がされています。

これを解消するには確定申告で外国税額控除が必要になるので、実はかなり面倒です。ただし、外国税額控除をしないと高配当のETFに投資している意味がほとんどなくなってしまいます。

参考:国税庁「No.1240 外国税額控除

円高になると損失が発生しやすい

2022年は大きく円安に動いた年でした。最大で1ドル=115円から150円程度までうごいたので、約35円円安になりました。現在はそこから戻りつつあり、2022年12月12日時点では1ドル135円~140円の間で推移しています。

2022年ドル-円相場 出典:Tradingview

今後どのようにドル-円の為替相場が動くかわかりませんが、円高に動くと相対的に米ドル資産の価値が下がることには注意が必要です。

これは米ドル資産を売却するということではなく、ドルから円に戻すときの影響です。そのため、外貨決済するのか円貨決済するのかなども重要になります。

為替の影響については下の記事で解説しています。私は為替相場に影響されたくないので、米ドル資産は債券なども含めて外貨決済で対応しています。

まとめ:VYMだけで配当金生活をするのは少し厳しい

ここまで読んでいただきありがとうございました。

結論としては、VYMだけの投資では大きな分配金を得るのは難しいと考えています。とはいえ、VYMは優秀なETFであることに変わりなく、私も個人としてはVYMの積立を続けています。

特に長期投資に向いているETFだと思いますので、米国ETFへの投資をはじめてみるのも良いと思います。ただし、外国税額控除の確定申告はしたほうが良いので、その点は認識しておいてください。

ありがとうございました。

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