
NISAには種類があるみたいだけど、何が違うの?
新しいNISAってどんなもの?
こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
NISAは資産形成を後押しするために国が準備してくれた制度です。
うまく利用することで、投資の効率を上げることができます。
NISAには一般NISAとつみたてNISAがあり、特徴が異なります。
NISAの口座は1口座しか作ることはできません。
あなたの投資方針によって、どちらを利用するかを決めましょう。
この記事ではNISAの種類や、新しいNISAについて解説します。
- NISAの種類と制度内容
- 新NISAでかわること
- 一般NISAとつみたてNISAのメリットとデメリット
NISAとは?


NISAは毎年一定金額の範囲内で購入した金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がつけられました。
2022年2月時点では、NISAには一般NISA(※つみたてと比較するため、この記事では一般NISAと記載します)と、つみたてNISA、ジュニアNISAが存在します。
NISA口座を複数持つことはできないので、一般NISAかつみたてNISAのどちらかを選択することになります。
一般NISAとつみたてNISAの比較
NISAはそれぞれ、年間の投資枠や対象商品が異なります。
NISAの種類 | 一般NISA | つみたてNISA | ジュニアNISA |
---|---|---|---|
制度開始 | 2014年1月 | 2018年1月 | 2016年4月 |
非課税投資枠 | 120万円/年 | 40万円/年 | 80万円/年 |
非課税期間 | 5年間 | 20年間 | 5年間※1 |
口座開設期間 | 2023年まで | 2042年まで | 2023年まで |
対象商品 | 上場株式、投資信託等 | 一定の要件を備えた投資信託等 | 上場株式、投資信託等 |
払い出し制限 | なし | なし | 18歳まで不可 |
取引主体 | 本人 | 本人 | 原則親権者など |
一般NISAとジュニアNISAは投資可能金額などは違いますが、似ている制度と言えます。
一般NISAは2024年に新しいNISA(主に年間の非課税枠が変更)へ変わります。
ジュニアNISAは2023年末で廃止されます。
一般NISAとつみたてNISAのメリットとデメリット


一般NISAとつみたてNISAは上の表のとおり、内容が異なります。
メリットとデメリット、どちらを選んだほうが良いのかを解説します。
一般NISA
一般NISAがつみたてNISAと異なる部分として、個別株式への投資も可能です。
個別株式は投資信託と比べ、大きなリターンを望める可能性があります。
そのため、つみたてNISAと比べ、比較的短期的な投資を行いたい場合には適しています。
しかし、売買を行った場合120万円/年の投資可能枠が戻るわけではありませんので注意が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
年間120万円まで投資可能 個別企業への株式投資も可能 利益部分が非課税 (つみたてNISAも同様) 少額からでも投資可能 (つみたてNISAも同様) いつでも売却可能 (つみたてNISAも同様) | 繰り返しの売買ができない ※投資可能枠が戻るわけではない 特定口座などと益通算はできない (つみたてNISAも同様) 損失の繰り越し控除ができない (つみたてNISAも同様) |
つみたてNISA
つみたてNISAはその名の通り、積み立て投資に向いています。
したがって、少額でもよいので長期的に投資を行いたい場合に適しています。
つみたてNISAは個別株式などには投資できず、商品が限定されます。
しかし、長期の積み立て・分散投資に適した商品を厳選してくれています。
※例えば販売手数料なし(ノーロード)、信託報酬手数料が一定以下など
もちろん厳選された商品の中でも特色はあります。
ただし、難しいことは考えたくないけど投資をしてみたいという方には向いています。
メリット | デメリット |
---|---|
非課税期間は最長20年間 商品が長期投資に適しているものに厳選されている 長期間一定額を投資することでドルコスト平均法によりリスクが低下する | 商品が限定されている(個別株やREITは不可) 投資可能枠は40万円/年のため、金額は少なめ |
※一般NISAと同様のメリット・デメリットは割愛しています。
新NISA(2024年以降)はどう変わる?


2024年から一般NISAの仕組みがリニューアルされます。
新NISAは現行の一般NISAとつみたてNISAを合わせたような形になります。
つみたてNISAの仕組みは基本的に変わりません。(利用できる年齢が18歳以上となります)
大きく変わる点は非課税枠の扱いです。


2階建て方式となっており、1階部分がつみたてNISA、2階部分が一般NISAのイメージです。
1階部分はつみたてNISAと同様で投資信託から商品を選びます。
2階部分は現行一般NISAと同様に個別株式も選択できますが、原則としては1階部分の積み立て投資を行う必要があります。
現行の一般NISAから新NISAの2階部分へ102万円をこえてロールオーバーも可能ですが、102万円を超過する分に関しては、1階の投資可能枠を使うことになります。
まとめ:投資方針によってどちらを使うか選択しましょう
NISAの種類や新NISA(2024年~)について簡単に説明しました。
すでに株式や投資信託などの投資を行っているけど、NISA口座は持っていないという方はNISA口座を利用することで非課税枠を利用できるためお得です。
これから投資を始めたいという方は、つみたてNISAで少額から始めてみるのはいかがでしょうか。
比較的安全な商品が厳選されています。
新NISAについては、国からもさらに案内がされるものと思われます。
国の制度は使わなければもったいないものも多いので、是非チェックしてみてください。
つみたてNISAを利用するにはネット証券が便利です。
証券口座は複数開設しておくと便利なので、この記事を参考にしてみてください。
5つの証券口座を紹介していますが、すべて口座開設しても良いと思います。(私はそうしてます)

