
マザーズ指数ってどんなもの?
グロース市場に変わったけど、今後どうなるの?
こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
2022年4月の東証市場区分再編によりマザーズ市場は廃止となりました。ただし、東証マザーズ指数は2022年4月以降も継続して算出されています。
マザーズ指数は今後段階的に構成銘柄の入れ替えが行われ、2023年10月最終営業日に「東証グロース市場250指数(名称は仮称)」へ変わる予定です。
この記事では、「そもそもマザーズ指数って何?」というところから簡単に解説します。
- マザーズ指数とは何か
- マザーズ指数の今後の展開
- マザーズ指数に関連する投資商品
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マザーズ指数とは?マザーズ指数の構成銘柄と過去チャート
マザーズ指数とは、「マザーズ市場」に上場する全銘柄を対象にした時価総額加重平均型の指数です。
東京証券取引所の「マザーズ市場」はベンチャー企業などが多数上場している成長企業向けの市場です。その為、マザーズ指数はTOPIXや日経平均と比べると変動率が激しい特徴があります。
また、日経平均とTOPIXはかなり連動制が高いですが、マザーズ指数は日経平均やTOPIXとは値動きが異なりますので、その点からみても魅力的な投資先といえます。
マザーズ指数の上位10銘柄
2022年6月29日時点の東証グロース市場の時価総額上位10銘柄です。
証券コード | 銘柄 | 業種 | 時価総額 |
---|---|---|---|
4194 | ビジョナル | 情報・通信 | 2,330億円 |
5032 | ANYCOLOR | 情報・通信 | 2,028億円 |
4478 | フリー | 情報・通信 | 1,855億円 |
4485 | JTOWER | 情報・通信 | 1,440億円 |
4565 | そーせいG | 医薬品 | 931億円 |
4480 | メドレー | 情報・通信 | 881億円 |
4071 | プラスアルファ | 情報・通信 | 879億円 |
6027 | 弁護士ドットコム | サービス業 | 873億円 |
4180 | AppierG | 情報・通信 | 846億円 |
7342 | ウェルスナビ | 証券・先物 | 839億円 |
情報・通信系の企業が多いですね。下の図はマザーズ市場のヒートマップですが、黄色で囲んでいる左半分が情報・通信業ですので、時価総額でも情報・通信系の銘柄が存在感があるのは当然とも言えます。


マザーズ指数の過去チャート
下のチャートは、マザーズ指数の過去チャートです。2020年のコロナショックまで下落、それ以降急上昇して、2022年以降また急速に下落していることがわかります。


マザーズ指数(一番下の青線)、TOPIX(真ん中の緑線)、日経平均(上のオレンジ線)を重ねてみると、上で説明した通り、マザーズ指数は変動幅が大きいことがわかります。
株価の市場が全体的に好調なときは最も上昇しやすいですが、市場全体が軟調な動きをするときには一番下落しやすいとも言えます。下のチャートはそれが顕著に出ていますね。


東証再編の影響 マザーズ指数は廃止されず名称が変わる
マザーズ指数は廃止されませんが、「マザーズ市場」自体は東証再編によりなくなりました。
マザーズ市場に上場していた銘柄は、グロース市場に移行している場合が多いですね。
毎年10月最終営業日に定期入れ替えが行われます。定期入れ替えのイメージはこのようになっています。
最終的にグロース市場の時価総額上位250銘柄を対象にするため、名称が「マザーズ指数」から「東証グロース市場250指数(仮称)」へ変更となる予定です。


マザーズ指数に関連する投資商品
マザーズ指数に連動する国内市場で購入可能な商品を紹介します。
東証マザーズETF(2516)
東証マザーズ指数を対象指数とし、マザーズ指数に連動する成果を目標にしているETFです。
コード | ファンド名 | 基準価額 | 純資産総額 | 経費率 | 委託会社 |
---|---|---|---|---|---|
2516 | 東証マザーズETF | 518円 | 189.5億円 | 年率0.55% | シンプレクス・アセット・マネジメント |
まとめ:マザーズ指数は東証グロース指数に変わります
ここまで読んでいただきありがとうございました。
マザーズ指数の指数自体は変わりませんが、今後は東証グロース指数にかわりますので注意してくださいね。
ありがとうございました。
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