こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
米国の株式市場は2023年に入っても比較的堅調に進んでいますが、今後どうなるかわかりません。これからの株式市場を予想するのにM2(マネーサプライ)を利用した面白いデータを見かけたので紹介します。
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M2(マネーサプライ)が減少すると市場が下落しやすい
内容はタイトル通りで、米国の時価総額/M2が減少するときにリセッションが起きやすいのではないかというものです。下の図は時価総額/M2(青線)とS&P500(赤線)です。

M2(マネーサプライ)というのは簡単に言うと市場に出回るお金の一種です。一般的には市場にお金が多く出回りだぶついているほうが金融商品などにも資金が流入しやすくなるので株式市場にはプラスになります。
一見するとM2が減少(つまり分母が減少)すると、計算結果は上昇しそうですがそれ以上に時価総額への下落圧力が強くなるということなのだと思います。詳しい分析をしたわけではないので米国のM1~M3や、そのあたりの関係を調べるのも面白そうかなと思っています。
S&P500も載せましたが、リセッションの時に下がるのは当たり前じゃないのかと思うかもしれません。ただ、この結果が面白いのは、M2というわかりやすい(調べやすい・予想しやすい)数値を変数として取り込んでいるところです。判断の1つとして利用するのはありかなという気がしています。
M2マネーサプライの今後の動向は
ではM2の数値は一体どうなるのかというのが、今後を予想する上で重要になってくる上で重要ですね。
米国のM2(マネーサプライ)は2020年から急激に増加しており、コロナ対策として市場にお金を投入しましたが、現在はそれを回収して引き締めを強化しています。QTなど様々な政策がありこの辺りは難しいところですが、現在は前年比がマイナスになるほど急低下しています。

このチャートや現在の米国の政策を見る限りではM2の減少は続きそう、つまりS&P500も下落しやすそうだと感じます。
債券市場から見ても下落してもおかしくない
別の観点としては、やはり逆イールドの解消と株式市場の動きは注目しておきたい組み合わせです。逆イールドが解消されるということは、短期的に経済の状況が悪いと考えられるというなので、市場全体が落ち込むのは考えとしておかしくありません。
下のチャートの通り、確実に下落するわけではありませんが、過去も逆イールドの解消(ローソク足)とS&P500(オレンジ線)の下落が関連することが多かったです。
順序的には先に逆イールドが解消してから政策金利の利下げと株価の下落が続きそうです。ですので、インフレが解消しそうだから利下げというのは米国株式市場にプラスになるかというと、そうでもないと考えています。

株価が下落してもいいように準備しておく
今後どうなるのか、正確な予測はできませんが株価が下落するかもしれないという予想はできます。あまり23年はあまり強気な投資はリスクが高そうだと感じていますが、、、投資をするときにはリスクヘッジも考えて投資しましょう。