こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
2022年は1ドル115円から150円台まで円安になり、年末には130円まで円高にもどるなど、為替相場が大きく動いた1年になりました。
2023年は年が明けていきなり1ドル129円になり130円を割り込んできました。為替相場は動きを読むのがかなり難しいと感じます。特に短期的な動きはわかりにくく、エコノミストでも今回の円高が限定的かどうか意見が分かれています。
予想するのは難しいですが2023年は為替相場がどうなるか考えてみます。
- 長期的には円高に動く要因のほうが多い
- 短期的には円が買われすぎていると考える
- 短期的には128円ー135円程度か
主な材料は日米の金利
2022年の為替相場が円安に動いた一番の要因は日米の金利差が拡大したことです。米国のインフレ対策で政策金利が上昇したことによるものです。
すでにインフレはピークアウトしたと考えられ、政策金利の上昇はあと0.25%上昇が2回で5%前後で利上げ終了となる可能性が高いというのが主要な予想です。(2023年1/3時点は4.50%)
私は利下げは2024年以降になると思っていますが、日米の金利差拡大は2023年の序盤でほぼなくなると考えています。
日本の金利でいえば、2022年の年末にはYCC(イールドカーブコントロール)の上限が0.25%から0.5%に引き上げられました。これは厳密には金利の上昇ではありませんが、実際にここから日本の10年物債券利回りが上昇しています。
今後YCCの撤廃などの話はすすむかもしれませんが、短期的に日本の金利が大きく上昇するかというと、それはないだろうというのが現在の印象です。
短期的には円安・円高どちらの動きも考えられる
2022年10月後半からドル円の為替相場は1ドル=150円から1ドル=130円まで大きく円高に動いています。
下のチャートは赤線が「米10年物国債の利回りー日本10年物国債の利回り」、青線がドル円の為替相場です。円安に動いた要因が日米の金利差拡大だと説明しましたが、年末年始に関して言えば金利差(赤線)が拡大傾向にあっても為替相場(青線)はさらに円高に動いています。
22年下旬に円高が進んだように、現在はどちらかというと円高に進む要因のほうが強い状況です。特に米国のインフレ率ピークアウトが鮮明なので、今後は日米の金利差が拡大するよりも早期に利上げ停止になるサプライズの可能性のほうが高いと考えられます。そうなった場合、また大きくドルが売られ円高に傾くかもしれません。
円高に動きそうだが、円が強くなったわけではない
全体的には円高に動きそうな要因が多そうですが、貿易赤字は続くなど円が強いわけではないところは注意が必要です。YCCが撤廃されて日本の長期金利が実際にあがれば、金利差の縮小よりも日本の経済が弱さを原因に円が売り込まれる可能性も否定できません。
円高、円安どちらにも動きそうな要因がありそうですが、短期的には128円ー135円程度で動きそうな印象です。とはいえ、2022年が約35円為替相場が動いていますので、2023年も油断しないほうがよさそうですね。
ありがとうございました。
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