eMAXIS Slimシリーズの信託報酬率引き下げ！たわらに続け

こんにちは、みたお（@mitao_kabu99）です。

国内で最も人気のある（と勝手に思ってます…）三菱UFJ国際投信のeMAXISSlimシリーズの信託報酬がもうすぐ引き下げられます。

同じく人気のたわらノーロードシリーズ（運用会社はアセットマネジメントOne）も信託報酬をさげているので、その対抗と2024年から始まる新NISAへ向けた囲い込みのようですね。

基本的に信託報酬は安いほうがいいんので、この争いは注目しています。

eMAXIS Slimとたわらノーロードの信託報酬比較

eMAXISシリーズとたわらシリーズの投資信託を対象とするインデックスで並べると主な商品はこんな感じです。新しい信託報酬率を記載しています。

結果としては同じです。信託報酬は変わらないので好みで選んで問題なさそうです。

たわらノーロードが先に下げたので、eMAXISSlimシリーズも下げざるを得なかったというところでしょうか。

インデックス	eMAXISSlimシリーズ	たわらノーロードシリーズ
S&P500	0.09372%以内	0.09372%
全世界	0.1133%以内	0.1133%
バランス（8資産均等型）	0.143%以内	0.143%
先進国株式	0.09889%以内	0.09889%
新興国株式	0.1859%以内	0.1859%

eMAXIS Slimシリーズ（三菱UFJ国際投信）

三菱UFJ国際投信でているプレスリリースの情報です。詳細はこちらのサイトをご確認ください。

参考：eMAXISSlimプレスリリース（S&P500以外） 
参考：eMAXISSlimプレスリリース（S&P500） 

引き下げは「eMAXISSlim米国株式（S&P500）」は23/4/25から、その他は23/5/11からです。

ファンド	信託報酬率（変更後）	信託報酬率（変更後）
eMAXISSlim米国株式（S&P500）	0.0968%以内	0.09372%以内
eMAXISSlimバランス（8資産均等型）	0.154%以内	0.143%以内
eMAXISSlim国内株式（TOPIX）	0.154%以内	0.143%以内
eMAXISSlim国内株式（日経平均）	0.154%以内	0.143%以内
eMAXISSlim全世界株式（オール・カントリー）	0.1144%以内	0.1133%以内
eMAXISSlim全世界株式（除く日本）	0.1144%以内	0.1133%以内
eMAXISSlim全世界株式（3地域均等型）	0.1144%以内	0.1133%以内
eMAXISSlim先進国株式インデックス	0.1023%以内	0.09889%以内
eMAXISSlim新興国株式インデックス	0.1870%以内	0.1859%以内

たわらノーロードシリーズ（アセットマネジメントOne）

たわらノーロードのニュースリリースはこちらです。

参考：「たわらノーロード」一部ファンドの信託報酬率を業界最低水準に引き下げ 

たわらノーロードの信託報酬率引き下げは23/4/7から始まっています。S&P500は23/3/30から新しく始まりました。

ファンド	信託報酬率（変更後）	信託報酬率（変更後）
たわらノーロード先進国株式	0.10989%	0.09889%
たわらノーロード新興国株式	0.374%	0.1859%
たわらノーロード全世界株式	0.132%	0.1133%
たわらノーロード日経225	0.187%	0.143%
たわらノーロードバランス（8資産均等型）	0.154%	0.143%
たわらノーロードバランス（堅実型）	0.242%	0.143%
たわらノーロードバランス（標準型）	0.242%	0.143%
たわらノーロードバランス（積極型）	0.242%	0.143%
たわらノーロードバランス（S&P500）	ー	0.09372%

信託報酬率が下がるのと何がいいのか

基本的な話になりますが、信託報酬手数料は目に見える直接払うコストではなく、実は引かれているという類の手数料です。

投資信託の基準価額は純資産額を口数で割って算出します。この純資産額は信託報酬や分配金などのコストをひいて求めるので、信託報酬手数料が小さくなるのは純資産額が大きくなる＝基準価額が上がりやすくなるということになります。

今後はもっと下がってくるかもしれない

投資信託はETFよりも保有コストが高くなりがちと言われていますが、今後は他の会社も同様に信託報酬を下げてきそうです。アクティブファンドももう少し保有しやすくなる信託報酬になれば人気が出てくるかもしれません。

2024年の新NISAが始まる頃にはもう一度要チェックですね。