こんにちは、みたお(@mitao_kabu99)です。
2023/1/7に旧サムライファンドがオルタナバンク(Alternabank)に変更されました。

オルタナティブ投資というのは、上場株式や債券といった伝統的資産ではない新しい投資対象や投資手法のことらしいです。
ソーシャルレンディングというのは、銀行の変わりに投資家からお金を集める方法です。クラウドファンディングはハイリスク・ハイリターンというイメージがあるかもしれませんが、期間と想定利回りが決まっている運用は債券に近い投資方法といえます。
ソーシャルレンディング型の投資は比較的利回りが高いものも多く、株式や投資信託以外の分散投資としても有効です。特に株式市場全体の調子がよくないときには安定した利回りの商品は魅力です。
近年ではクラウドファンディングの人気が高まってきているので、よいファンドが出てきたときの準備として、事前に口座開設をしておくことをおすすめします。


Alternabank(オルタナバンク)の特徴


Alternabank(オルタナバンク)の詳細を解説していく前に、以下のような疑問を解消していきます。
「オルタナバンクを運営している会社は安全なの?」
「そもそもソーシャルレンディングってどんな投資方法なの?」
運営会社の紹介
社名 | SAMURAI証券株式会社 |
本社所在地 | 東京都港区赤坂2丁目17番46号 グローヴ4階 |
代表番号 | TEL:03-6868-5670 |
事業内容 | 第一種・第二種金融商品取引業 |
創立 | 2002年2月 |
資本金 | 240,090,016円 |
代表者 | 代表取締役 山口 慶一 |
登録番号 | 【登録番号】第⼀種・第⼆種⾦融商品取引業 関東財務局⻑(⾦商)第36号 |
加入協会・基金 | 日本証券業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、日本投資者保護基金 |
企業URL | https://samurai-sc.jp/ |
オルタナバンクはSAMURAI証券株式会社という証券会社が運営しています。第一種金融商品取引業者(証券会社)が運営していることが資本管理や財務基準を満たしたサービスである保障につながります。第一種金融商品取引業者がソーシャルレンディング事業者である例は人気事業者の「CroudBunk(クラウドバンク)」なども同様です。
第一種金融取引業者と第二種では以下のような違いがあります。
第一種金融商品取引業者 | 第二種金融商品取引業者 | |
---|---|---|
資本金の額または出資の総額 | 5,000万円以上 | 1,000万円以上 |
純資産の額 | 5,000万円以上 | 1,000万円以上 |
他に行う事業に対する規制 | あり | なし |
主要株主に対する規制 | あり | なし |
自己資本規制比率による規制 | あり | なし |
ソーシャルレンディングはどんな投資なのか
ソーシャルレンディングは簡単に言うと、銀行の変わりに投資家から資金調達するお金の集め方です。株式投資型クラウドファンディングや不動産投資型クラウドファンディングとの違いは貸借対照表をイメージするとわかりやすいかもしれません。


ソーシャルレンディング(融資型)のクラウドファンディングは銀行の変わりに投資家からお金を借りているので、負債(借入金)となり、返済義務があります。一方で株式投資型のクラウドファンディングは純資産(自己資本)に入ります。株式投資型の資金は返済義務がないため、ハイリスク・ハイリターンになりやすいです。
ソーシャルレンディング型の投資は貸付なので、期間が決まっています。事前に想定利回りもでていますので、運用に関して言えば債券に近いイメージになります。この運用方法は不動産投資型クラウドファンディングも同様です。
運用ファンドは案件数が多く、期間の種類が豊富
実際にオルタナバンク(旧サムライファンド含む)にどんなファンドがあるのか紹介していきます。
下の表は直近のファンド一覧です。オルタナバンクの直近の運用ファンドをみると想定利回りが5~6%のファンドが多いです。特徴的なのが運用期間で、多くのファンドの運用期間が1年以内で、2か月~の中で幅広い期間が準備されています。
通常のソーシャルレンディングだともう少し長い期間の運用が多いのですが、2~3か月という短い運用期間のファンドが多いのは特徴といえます。短い運用期間のほうがいいということではありませんが、資金の拘束期間が短くなるので運用期間が短いファンドは個人的にはよく利用しています。
主なソーシャルレンディング事業者の平均的な利回りと運用期間はこんな感じです
事業者 | 平均的な想定利回り | 平均的な運用期間 | 特徴 |
---|---|---|---|
クラウドバンク | 4~6% | 4~20カ月 | 米ドル建て商品などあり ファンド種類豊富 |
Bankers(バンカーズ) | 3.5~5.5% | 6カ月or12カ月が多い | フィンテック決済系多め |
OwnersBook(オーナーズブック) | 3.5~5.5% | 3~30カ月 | 不動産への投資 |
オルタナバンク | 4~6% | 2~12カ月 | ファンド種類豊富 | 運用期間短め
セイムボート出資とコミットメントライン契約
オルタナバンクの安全性を高める仕組みとして、セイムボート出資とコミットメントライン契約があります。
オルタナバンクでは運用ファンドが投資家と同様にファンドに対して出資します。当然ですが、倒産や債務不履行が出ないようにしなくてはいけないので、審査が厳格化されるメリットがあります。


ファンドの調達資金以外に、コミットメントライン契約による資金調達を行っています。最終資金需要者からの資金回収が難しい場合でも運営者の自己資金による返済ができれば元本を減らさずに償還することが可能になります。


オルタナバンクのデメリット・注意点
経営状態がわかりにくい
オルタナバンクは旧サムライファンド時代の2021年6月にNexus Bunk(4764※すでに廃止済み)から株式譲渡されたため、親会社が上場企業の運営ではなくなっています。
そのため、決算情報などがかなりわかりにくい状況になっています。ぱっと調べる限りでは2021年12月期までは赤字になっていたので、2022年の結果にも注意です。2022年も赤字&自己資本規制比率も落ちていたら気をつけたいですね。


下の資料は日本証券業協会のディスクロージャー誌から抜粋しています。(2023年1月8日時点)
参考:日本証券業協会「ディスクロージャー誌 SAMURAI証券(株)」




利用金融機関はGMOあおぞらネット銀行
オルタナバンクの利用金融機関がGMOあおぞらネット銀行なので、お金を戻すときに他行あてに送金すると手数料がかかります。クラウドファンディングでGMOあおぞらネット銀行を利用したほうがお得な事業者は他にもあるので、可能であればGMOあおぞらネット銀行を作っておいたほうがよいでしょう。
リニューアル記念ファンド 想定利回り12% 募集は1/11/12:00~


1/11/12:00~から募集が開始されるので、急いで口座開設しましょう。運用期間が1カ月ですが、想定利回り12%は破格です。30万円投資した場合の税引き後収益は3,061円の見込みです。(源泉徴収含む1か月後の収益シミュレーション)
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オルタナバンクの口座開設の流れ
以下の3STEPで投資できる状態になります。
申し込みから登録完了まで3~5営業日程度
本人確認キーを記載したはがきを送付されます。到着後、MyPageから本人確認キーを登録します。
本人確認キーを登録すると、デポジット口座への入金が可能となり、商品の申し込みができます。
オルタナバンクの評判・口コミ
まだオルタナバンクに変わって数日ですが、旧サムライファンドの口コミは多いですね。
リニューアル記念ファンドは申し込みたい ただ経営状況は注意
ここまで読んでいただきありがとうございました。
すくなくともここまで元本償還率100%で、利回りがよい案件も多いので、短期運用のファンドに投資するなら大丈夫かなと思っています。とりあえずリニューアル記念ファンドには申し込んでおきたいですね。
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が、、、上でも説明した通り経営状況には要注意かなというところです。
ありがとうございました。
【安定したリターンの投資】
不動産投資型クラウドファンディングもソーシャルレンディングと似たような運用です。
不動産投資型は優先劣後という仕組みで投資家の損失が出にくい仕組みになっていて、おすすめです。
なぜ安定してリターンを出せるのか、理由はこちらで紹介しています。

